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更新日:令和8(2026)年8月4日
ページ番号:8287
県南地域の自然環境を活用した暖地性果樹の栽培の研究を進めています。暖地特産果樹の品目として、地域の基幹作物として大きな役割を担っている常緑果樹のビワ(県内の令和6年度栽培面積124ha)、カンキツ(同88ha)について、高品質な果実生産、省力化等の栽培技術の確立に取り組みます。ビワでは、食味に優れ栽培しやすい品種を目指して、新品種の育成を行っています。また、温暖な気候を活かし、アボカドやパッションフルーツの安定生産技術の確立に取り組みます。
東京湾横断道(アクアライン)や館山道、圏央道の整備が進み、県南地域では観光・直売農業が盛んです。関係機関と連携をとりながら、観光・直売の果樹栽培を支援する品目・品種の導入や栽培技術の開発に取り組みます。
南房総特産のビワは果実が大きく、外観美麗で、食味が良い特徴があり、露地や加温施設で栽培されています。これまでに築いたブランドを維持し、安定生産を実現するため、露地栽培では耐寒性、施設栽培では耐高温性を有する本県オリジナル品種の開発を行っています。

[写真]千葉県オリジナル品種「富房」

[写真]ビワの断面(左「希房」 右「富房」)
県南の安房地域におけるレモン栽培は、昭和60年頃から南房総市を中心に始まり、国産レモンの需要の高まりとともに、栽培面積が増加しています。しかし、レモンはカンキツ類の中でも低温に弱く、低温や寒風により葉巻きや落葉、幼木の枯死等の寒害が発生します。寒害を回避するには植え付け時のほ場選定が重要なため、栽培適地を判断する情報が求められています。そこで、レモンの耐寒温度を調査するとともに、安房地域の最低気温や寒害の実態把握を行い、主要品種「ユーレカ」の寒害リスク判定マップを開発し、レモンの安定生産を目指します。

[写真]レモン幼木の寒害の様子

[写真]寒風による葉巻や落葉、枯死
アボカドの輸入量は、令和5年は6万トンに上り、この20年で2倍以上に増え、消費は定着しています。一方、国内生産は増加しているものの、令和5年は収穫量34トンと99%が輸入品です。また、本県南部は海に近く、夏は猛暑にならず冬は暖かい穏やかな気候のためアボカドの栽培に有利です。そこで、アボカド栽培に必要な基本情報となる主要品種の開花特性、開花時期、収穫期等を明らかにします。また、低コストで安定的な苗木生産を目指し、挿し木による繁殖技術の確立を目指します。

[写真]アボカドの果実

[写真]アボカドの花
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