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更新日:令和5(2023)年3月17日

ページ番号:571454

特別支援学校授業力向上実践事例集第2号

千葉県特別支援学校で実施している清掃検定等の取組は、検定のための検定ではなく、「お掃除好き」「パソコン好き」「接客好き」の子どもを育てることを大切にしています。各検定を通して、幼児児童生徒の主体的な学びを推進するとともに、自己肯定感を育み、自己実現のツールとなってほしいという願いから、県内の特別支援学校で実践されているキャリア教育の実践を「特別支援学校授業力向上実践事例集第2号」としてまとめました。

表紙・はじめに

目次

千葉県で実施している技能検定の概要

清掃検定部会の授業実践

  • 清掃活動を通して地域と繋がる取組(PDF:423.2KB)
    清掃活動を通して地域と繋がる取組(千葉県立印旛特別支援学校さくら分校の授業実践)
    ~取組のポイント~
    コース実習の授業で身につけた清掃の知識や技能を活かし、近隣の施設や地域の清掃に取り組む活動である。普段とは異なる施設や地域で清掃を行い、授業で学んできたことを活かして活動することで更なる意欲向上、掃除好き生徒への育ちへとつなげた。

 

  • 話し合いや協働活動を通して、自分たちで考え判断する力の育成を目指す取組(PDF:372.3KB)
    話し合いや協働活動を通して、自分たちで考え判断する力の育成を目指す取組(千葉県立千葉特別支援学校の授業実践)
    ~取組のポイント~
    千葉県清掃検定マニュアルに沿って、基本的な清掃技能を身につけ、習得したスキルを使って、職員から依頼された場所の清掃を行った。清掃の役割分担やいつまでに終わらせるかなど、活動計画を自分たちで話し合って決めることで、任された仕事に責任をもって取り組む姿が見られた。また、清掃終了後、責任者が依頼者に報告に行き、感想や評価を直接受けることで達成感や働く
    喜びを感じ、勤労意欲や自己肯定感の向上につながった。

 

 

  • 将来の進路先等で役に立つ基本的な清掃の習得を目指す取組(PDF:486.6KB)
    将来の進路先等で役に立つ基本的な清掃の習得を目指す取組(市川市立須和田の丘支援学校の授業実践)
    ~取組のポイント~
    将来の進路先などで役に立つ基本的な清掃の習得を目指すことを目的に、小学部から高等部まで、同じ視点で清掃活動を行い、自ら清掃に取り組む児童生徒を育てている。中でも、「目標をもって検定に取り組むことで、主体性や、向上心を養う。」「目標を達成することで自信をもち、積極的に清掃活動に取り組む力を育てる。」という二点を活動の重点に置き、各学部それぞれの発達段階に応じて取り組んでいる。

パソコン入力検定部会の授業実践

 

  • 病弱の生徒に対するパソコンの技術や興味を高める取組(PDF:452KB)
    病弱の生徒に対するパソコンの技術や興味を高める取組(千葉県立仁戸名特別支援学校の授業実践)
    ~取組のポイント~
    本校は病弱特別支援学校であり、生徒は病状や治療によって授業に参加できないことがある。そのような場合を考慮し、対応ができるよう授業計画を立案している。また、病室や自宅でも授業が受けられるように遠隔の授業を実施する。タイピングの技術向上を生徒自身が実感することで学習意欲が高まるようにする。

 

  • パソコン入力検定を通して達成感を得るための取組(PDF:401.4KB)
    パソコン入力検定を通して達成感を得るための取組(千葉県立柏特別支援学校の授業実践)
    ~取組のポイント~
    パソコン入力検定の取組を通して、パソコンの扱いに慣れ、パソコンを活用して掲示物を作ったり、動画検索サイトで動画を楽しむなど余暇活動を広げたりすることができた。また、パソコンを活用することで生徒の活躍の場が増え、他者から頼られたり、認められたりする機会が多くなった。こうした経験を通して、生徒の自己肯定感を高めることができ、授業や日常生活の場面において前向きな姿勢が感じられた。

 

接客サービス検定部会の授業実践

  • 接客体験から豊かな社会生活を送る力の育成につなげる取組(PDF:370.4KB)
    接客体験から豊かな社会生活を送る力の育成につなげる取組(千葉県立千葉聾学校の授業実践)
    ~取組のポイント~
    本校学校祭である「銀杏祭」でのよりよい接客を行うことを目標に、「ていねい」「おもてなし」をキーワードに接客サービス検定に挑戦することとした。教員を介すことなくお客様とやり取りをする活動から、自信をもって自ら人と関わり、人と関わりながら社会生活を送る力につなげていく。

 

  • 接客サービス検定~初級編~を活用した教育課程と授業の工夫(PDF:470.7KB)
    接客サービス検定~初級編~を活用した教育課程と授業の工夫(千葉県立市川特別支援学校の授業実践)
    ~取組のポイント~
    これまでの高等部「職業」の授業において、「挨拶」「言葉遣い」「身だしなみ」「マナー」等について触れてきていたところであるが、それぞれの内容の充実を図るため、教育課程及び教科の年間計画を見直し、接客サービス検定に向けた学習として置き換えた。 (カリキュラムマネジメント)また、主体的に取り組むことができるよう、生徒の実態に応じた教材や教具を工夫した。

 

  • 「つくし祭週間」での製品販売に向けた中学部・高等部作業学習における取組(PDF:516.9KB)
    「つくし祭週間」での製品販売に向けた中学校・高等部作業学習における取組(千葉県立つくし特別支援学校の授業実践)
    ~取組のポイント~
    本校の学校祭である「つくし祭週間」での製品販売活動に向け、中学部、高等部の作業学習で接客サービスマニュアルに沿った接客練習を取り入れ、来場者を迎える準備活動の充実を図った。よりよい販売活動を行うことで達成感の醸成につなげた。

 

  • 接客を通してコミュニケーション力の育成と、販売活動に生かすことを目指した取組(PDF:407.5KB)
    接客を通してコミュニケーション力の育成と、販売活動に生かすことを目指した取組(千葉県立大網白里特別支援学校の授業実践)
    ~取組のポイント~
    高等部普通科における接客サービス検定は「お店の人になってみよう」という親しみやすい題材設定をすることで、検定に向けて意欲的に取り組めるようにする。高等部普通科職業コースは、日頃の販売活動の基本的な力として、初級編の6級取得を目標にして取り組む。普通科、職業コースともに、接客サービスの学習を通して、生活自立、職業自立に必要なコミュニケーション力や、人と関わることの喜びや感謝する気持ちの育成につなげていく。

参考資料

冊子版(全ページ)

お問い合わせ

所属課室:教育振興部特別支援教育課教育課程指導室

電話番号:043-223-4045

ファックス番号:043-221-1158

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