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(まつどのまんさくおどり)
県指定無形民俗文化財
昭和45年4月17日
松戸市千駄堀・日暮・上本郷
万作踊りは、手踊り・狂言芝居の一種で、たくさんの演目がある。その一つの歌詞の中に「浜が大漁で岡万作だよ」とあるところから「万作踊り」の名がついたようである。同じ系統の手踊りは、場所によって中山節・おいとこ節・小念仏・飴屋踊りなどと呼ばれ、江戸時代から昭和初期頃まで関東から東北地方にかけて広く流行した。もとは念仏踊りと飴売りによる調子のよい歌と踊りが農村で融合して発展したものといわれている。第二次大戦後は急速に廃れてしまったが、松戸市上本郷では本福寺の念仏踊りと併せて行われてきたため、古い形のまま現在に伝わった。なお、「浦安のお洒落踊り」や芝山町の「白桝粉屋踊り」も同じ系統の踊りである。
松戸の万作踊りでは、段物と呼ばれる「越後評判」、「白桝粉屋」「新川」「飴屋」など2幕から3幕の芝居仕立てのものと、テンポのよいリズムで踊る「高砂そうだよ」「木更津」などの踊り、あわせて13種が伝承されている。
踊りでは、数人がきれいに着飾り、三味線・太鼓・鉦・唄の伴奏に合わせて踊る。
かつては男女共に踊り楽しんだものだが、現在は男性の伝承者が少なくなっている。
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