ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 東葛飾エリアの市 > 野田市の国・県指定および国登録文化財 > 野田のばっぱか獅子舞
更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:315272
(のだのばっぱかししまい)
獅子舞
棒術
県指定無形民俗文化財
昭和41年12月2日
野田市清水(八幡神社)
雨乞いや五穀豊穣を願い、毎年7月24日、八幡神社の祭礼に演じられる。古い記録によれば、元禄6年(1693)、武蔵野の国下間久里村(現在の埼玉県越谷市)の住人、新井平兵衛が先達となって八幡宮に奉納し、地元の者に伝授されたのが始まりとされている。太鼓(羯鼓)の音が、「ばっぱかばっぱか」と聞こえることからばっぱか獅子舞とよばれるようになった。楽器のササラを使うため別名「ササラ獅子」とよぶこともある。
ばっぱか獅子舞は実際には獅子舞の他、棒術、居合術の3つから成り立っている。それぞれ獅子組、棒組、居合組によって伝承されており、3組あわせて「志連」と呼ばれている。
まず、大杉囃子(茨城県桜川村大杉神社を発祥とする囃子で利根川水系に多くみられる)でにぎやかになったところで、居合術は「四方固」「香取」など、棒術は「天狗昇」「鍔砕」など、そして、雄獅子・中獅子・雌獅子の3匹が腹の太鼓を打ちながら踊る「巣隠の舞」「宮参りの舞」など多くの演目が上演される。獅子舞では、四方に花笠をかぶった者が1名ずつ立ち、お練りが伴う。
なお、昭和8年(1933)、大旱魃の年の7月24、25日には、実際に雨乞い祈願が行われ、志連3組が獅子舞を奉納しているが、その翌日は小雨、翌々日は大雷雨となった。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください