ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 香取エリアの市町 > 香取市の国・県指定および国登録文化財 > 銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像
更新日:令和5(2023)年10月6日
ページ番号:315179
(どうぞうあみだにょらい・りょうわきじりゅうぞう)
県指定有形文化財(彫刻)
昭和42年12月22日
香取市府馬2927(修徳院)
この像は、阿弥陀如来を中尊とし、両脇に観世音、勢至両菩薩が侍している善光寺式三尊である。像の高さは、阿弥陀如来像が49cm、脇侍の観音像が30.4cm、勢至像が30cmである。
中尊は、耳たぶを紐状に表わし、貫通させ、三道を表わす。両肩をおおう納衣をつけ、左手は下げて第2、3指を伸ばし、いわゆる刀印を表わしている。右手は肘を曲げているが、手首から先を欠いており、手印は不明である。
両脇侍の像容は、上部が広がる八角宝冠を戴き、正面に観音の証の阿弥陀像と勢至の証の宝瓶を鋳出し、他の面に宝相華を表わしている。条帛をつけ、天衣を両肩にかけ、腰布と折り返し付きの裳をつけ、裾を台座蓮肉に接して直立している。
三尊の台座は蓮実、返花、框の三重蓮華座で、一鋳で鋳造している。3体とも、優れた鋳上りを示し、保存状態は良く、鍍金も比較的良く残っている。
中尊像の背面に、鎌倉時代後期の正応3年(1290)、匝瑳北条大寺郷の平次太郎入道がこれを建立したという刻銘があり、また脇侍にも同様の刻銘が見られる。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください