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更新日:令和6(2024)年7月31日

ページ番号:5045

ウイルス性肝炎について|市原健康福祉センター

肝炎とは

肝炎とは肝臓に起こる炎症であり、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなる病気です。
炎症が起きると、肝臓が腫れたり、発熱したり、全身がだるくなったり、食欲がなくなったりします。

肝炎の原因

国によって異なりますが、我が国の場合、ウィルスの感染によるものが80%、残りはアルコールや薬剤等によるものです。

肝炎の種類

急性肝炎と、慢性肝炎に分けられます。急性肝炎のほとんどはウィルスの感染によって起こります。日本ではA型・B型・C型のウィルス性の肝炎が多いといわれています。

A型肝炎

病原体

A型肝炎ウィルス

感染原因

  • 汚染された魚介類・生水から感染する。日本では冬から春にかけて
    みられ、生がきを食べた時に感染することがある。
  • 海外旅行や海外生活で、A型肝炎が猛威をふるっている東南アジア、インド、ネパールなどで生水を飲むことから感染することがある。

潜伏期間

2から4週間前後

症状

  • 高熱・関節痛・腹痛・嘔吐・黄疸などの急激な症状がでる。
    この症状は2~3か月位で治り、なおった後は免疫ができ、二度とかからない。
  • 慢性肝炎に移行することはない。

ワクチン等

海外に出かけるときは、予防接種を受けることが望ましい。

B型肝炎

病原体

B型肝炎ウィルス

感染原因

  • 感染者の血液。輸血・覚せい剤等の注射器のまわし打ち・入れ墨・性交渉・母子感染等です。
  • 現在では、検査体制の進歩により、輸血による感染の心配はほとんどなくなった。

潜伏期間

1から6週間

症状

発熱、全身のだるさ、黄疸など

ワクチン等

B型肝炎の患者と接する機会の多い医療関係者や、母子感染の心配があるときなどは、感染を防ぐためのワクチンがある。

C型肝炎

病原体

C型肝炎ウィルス

感染原因

感染者の血液。輸血・覚せい剤等の注射器のまわし打ち・入れ墨・性交渉・母子感染等です。

現在では、検査体制の進歩により、輸血による感染の心配はほとんどなくなった。

潜伏期間

2週間から6か月

症状

  • 自覚症状はほとんどない場合が多く、あっても全身のだるさや食欲不振など。
  • 感染者の70%位が慢性化し、慢性肝炎になる可能性がある。

ワクチン等

  • 現在、C型肝炎の治療方法としてインターフェロンが有効であることがわかっている。症状にもよるので、主治医を持ち相談することが大切である。

C型肝炎がなぜ話題になるのか

それは、C型肝炎が肝臓がんの原因の80%を占めており、早い段階で発見し治療すれば、がんを予防できることがわかったからです。

C型肝炎の早期発見は

血液検査によりHCV抗体を調べます。C型肝炎は症状が軽く、ほとんどの人が気づかずに一生を過ごします。過去に輸血を受けたことがある人、医療に従事する人は検査を受けましょう。感染がわかったら総合的に肝疾患のケアができる専門医を訪ねましょう。

C型肝炎を予防するには

C型肝炎ウィルスは、くしゃみ、せき、抱擁、食べ物、飲み物、食器・コップの共用など、日常の接触では感染しません。しかし、次のようなことには注意しましょう。

  • 歯ブラシ、カミソリなど血液が付着するようなものを他の人と共用しない。
  • 針刺し事故に注意する。
  • ピアスなどする場合、他の人が使用して血液が付着した器具を使わない。
  • 覚せい剤、麻薬等の非合法の薬物の注射をしない。
  • よく知らない相手との性行為をもたない。

C型肝炎の検査について

市原健康福祉センター(市原保健所)ではC型肝炎及びB型肝炎を無料・匿名で検査できます。

予約制ですので、あらかじめ電話にてお問い合わせ下さい。

その他ウイルス性肝炎に関する情報は

をご覧ください。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部市原保健所健康生活支援課

電話番号:0436-21-6391

ファックス番号:0436-22-8068

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