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更新日:令和4(2022)年12月2日
ページ番号:4804
不適切な食生活や運動不足から、子どもたちの肥満が増えています。40年前は2~3%程度だった小中学生の肥満は、年を追うごとに増え、今では8~10%の児童・生徒が肥満の問題を抱えています。
今の日本には、食べたいものがすぐ買える環境があります。また、ゲームなど室内で遊ぶ時間が増えたことや、歩く時間が減ったことなどが、肥満をおこしやすくしています。このような環境の中で、子どもたちが、これからの長い人生を自分らしく、いきいきとすごしていくためには、健康についての正しい知識と健康的な生活習慣を身につけておくことがとても大切です。
千葉県では平成20~23年度、学童期からの生活習慣病予防の取り組みを行いました。このなかで、モデル地域の公立学校に通う小学5年生とその保護者を対象に健康状態や食生活などに関する実態調査を行いました。
その結果、「早ね早おき朝ごはん」が実践できている子どもは、肥満が少なく、そのほかの生活習慣も全般に良好であることがわかりました。また、精神的にも安定した状態で、学校に行くのが楽しいと感じている子が多いこと、思いやりを大切に思っていて、自分に自信を持てている子が多いこともわかりました。
一方、親と子の関係を見ると、朝食を食べる頻度、ファーストフードを食べる頻度、野菜を食べる頻度などについて、保護者の頻度が高ければ子の頻度も高く、保護者の頻度が低ければ子の頻度も低いという関係が見られました。また、保護者が子どもと一緒に運動やスポーツをよく実施しているほど、子どもは運動好きな割合が高く、体育以外の運動を実施している頻度も高いという関係も見られ、保護者の生活習慣が子どもに大きな影響を及ぼしていることが確認されました。
子どもの生活習慣だけを良くしようとしても、なかなかうまくいきません。子どもも大人も、家族みんなで一緒に取り組むことが成功の秘訣です!
実態調査の結果の一部を、以下に御紹介します。
「早ね」「早おき」「朝ごはん」が3つともできている子は、できていない子と比較して、体調が悪いと感じることが少なく、イライラしたり憂うつや不安な気持ちになることが少ないという結果がでました。
「早ね」「早おき」「朝ごはん」が3つともできている子は、できていない子と比較して、自分に良いところがあるという自尊感情を持っている子が多いという結果がでました。
「学童期からの生活習慣病予防事業」の詳しい内容や実態調査の結果などについては、報告書を御覧ください。
「学童期からの生活習慣病予防事業報告書」(平成23年3月)
「しっかり運動、早ね早おき朝ごはん」を実践するためのポイントをまとめたDVDを作成しました。
映像は、千葉県インターネット放送局からも御覧になることができます。
「しっかり運動、早ね早おき朝ごはん」について、大人も子どもも家族みんなで一緒に取り組めるよう、「子ども編」・「大人編」の啓発リーフレットを作成しました。
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