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更新日:令和6(2024)年3月29日

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急傾斜地・砂防・地すべりの概要

砂防

千葉県の砂防事業は昭和14年に開始されました。昭和27年に曽呂村(現鴨川市)で大規模な地すべりの発生により砂防への関心が高まりました。そして、昭和46年台風25号の豪雨により、県内で7,760箇所のがけ崩れが起き、死者56人を出す惨事となり、砂防事業が極めて重要になりました。砂防対象河川は、県南部の安房・上総丘陵に集中しています。丘陵は標高が低いにもかかわらず斜面が急勾配で、地質が脆弱であるため、ひとたび荒れると小規模の崩壊が多数発生し、土砂も泥流状となって下流に損害を与えることが多いことから、砂防堰堤工・床固工・護岸工により、土砂の流出防止を図っています。

詳しくは「千葉県の砂防」をご覧ください。

地すべり対策

地すべりは、鴨川から保田に至る嶺岡山系に集中しています。地下水位は比較的浅く、また地すべりの層厚が5.0m程度の地すべりが多く、各々のブロックは小さいものの広範囲で発生するため、比較的指定地面積が広くなっています。地下水排除や渓流の侵食防止の工事を地すべりの対策として行っています。

詳しくは「千葉県の地すべり対策」をご覧ください。

急傾斜地崩壊対策

がけ崩れの状況は南部と北部の地形・地質の違いによって異なります。南部は比較的新しい年代の泥岩・砂岩であるため斜面の風化が進み、ほとんどの場合岩が露出しており、大雨や強風時に風化した浮石などが上部の木や樹林とともに崩壊します。一方北部は、がけを形成している成田層(固結した砂層)が雨水の侵食によってその下部の固結粘土層との間にすべり面を生じ、地表の関東ローム層とおもに崩壊します。これらの崩落によるがけ下の人命・人家の被害を防ぐために、法枠工・擁壁工などを施工します。

詳しくは「千葉県の急傾斜地崩壊対策」をご覧ください。

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お問い合わせ

所属課室:県土整備部河川整備課海岸砂防班

電話番号:043-223-3152

ファックス番号:043-227-0259

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