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更新日:令和6(2024)年4月17日

ページ番号:553511

第2回「(仮称)千葉県金属スクラップヤード等適正化条例」有識者会議の開催結果概要について

1 日時

令和4年12月20日(火曜日)午前9時30分から正午まで

2 場所

県庁南庁舎4階収用委員会審理室(千葉市中央区市場町1-1)

3 出席者

(敬称略)

区分 氏名 役職
ヤードに関する有識者 寺園 淳(てらぞの あつし) 国立研究開発法人国立環境研究所資源循環領域 上級主席研究員
ヤードに関する有識者 藤田 伸矢(ふじた しんや) 一般社団法人日本鉄リサイクル工業会 関東支部 千葉部会長
廃棄物に関する有識者 岡山 朋子(おかやま ともこ) 大正大学 地域創生学部地域創生学科 教授
廃棄物に関する有識者 岩楯 保(いわだて たもつ) 一般社団法人千葉県産業資源循環協会 副会長
騒音等の規制に関する有識者 松島 貢(まつしま みつぐ) 公益社団法人日本騒音制御工学会 事務局長

4 有識者会議の概要

 議題

ア 県条例の制定に係る主な論点についての県の考え方について

 事務局から、県条例の制定に係る主な論点についての県の考え方を説明した。
 県の考え方について、おおむね賛同が得られた。

(委員の意見(要旨))

  • 「一律に住宅地等からの距離制限を設けることで、資源リサイクルのための施設であっても、いわゆる迷惑施設の扱いを受けるおそれがある。資源リサイクルの観点とのバランスということでは、一律の距離制限を設けるのではなく、個別対応の方が良いと思う。」との意見が多かった。
  • 「純粋な鉄スクラップと雑品スクラップでは、その性質が異なるし、事業規模によっても害悪の程度が異なる。ひとくくりにすることは難しいが、火災などの悪影響を及ぼしそうな業者が規制の対象となるように、上手く条例を作ってもらいたい。」との意見が多かった。
  • 「指導を受ける体制を作らせるために、確実に連絡が取れる責任者を明確化させたほうが良いと思う。また、日常的な作業における管理者、責任者等の設置を条例の中に取り入れたら良いと思う。」との意見が多かった。
  • 「規制と資源リサイクル推進の両立は必要であるが、資源リサイクル推進の観点において、優良な鉄リサイクル業者に配慮してもらいたい。」との意見があった。
  • 「今回の条例においては、不適正な保管をしているヤード事業者に、どのようにして適正な保管をさせるかが重要である。」との意見があった。
  • 「受忍限度を超える騒音等によって健康被害を生じるおそれがあることから、操業時間の制限など、個別に許可の条件を付すことが望ましい。」との意見があった。
  • 「保管基準については、資源リサイクルとのバランスの観点や、港湾施設の実情などを踏まえ、個別のケースに応じて考えるべきところがあると思う。」との意見があった。
  • 「囲いについて、不安定なものや、高すぎて威圧感を与えるようなものだと、住民に不安を与えるおそれがある。住民が不安を感じないような基準を検討する必要がある。また、一度決めた後でも、必要に応じて、柔軟に見直すことを検討してもらいたい。」との意見があった。

イ その他

 その他について、委員から次のような意見があった。

(委員の意見(要旨))

  • 騒音、振動について、スクラップヤードが屋外施設ということを踏まえると、現行の法令による数値基準を用いるのは、今の段階では難しい点が多々あると思う。個別に許可の条件を付加するなど、数値基準に代わるものを今回の条例の中で検討してもらえたら良いと思う。

  • 事業の適正化について、条例による義務付けにそぐわない部分というのはどうしても出てくる。それに対して、資源リサイクルに関する民間団体の力も借りて、業界全体の底上げを図るというのは、方向性としてはあると思う。

  • 条例の周知について、通知だけで全ての事業者に制度を理解してもらうのは難しいと思われるので、県の努力に期待したい。また、関係機関や民間団体などを通じた周知という方法もあると思う。

5 関係資料

 第2回「(仮称)千葉県金属スクラップヤード等適正化条例」有識者会議資料(PDF:336.9KB)

お問い合わせ

所属課室:環境生活部ヤード・残土対策課金属スクラップヤード対策班

電話番号:043-223-3275

ファックス番号:043-224-8811

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