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更新日:令和6(2024)年9月24日
ページ番号:316221
日本では、古くから貴重なたんぱく源として各種の魚介藻類が食卓に並んできましたが、近年は食生活の欧米化が進むとともに、料理の簡便化などにより、肉が主なたんぱく源となりつつあります。
最近、魚介藻類にはたんぱく質以外にも健康を維持・増進していくうえで有効な成分が多いことがわかり、魚を食べることが見直されています。
魚介藻類は、栄養特性に優れ、単に栄養補助としてだけではなく、病気の予防や老化防止の観点からも効果的ですので、他の食品とあわせて、栄養のバランスのとれた食生活を実践しましょう。
栄養成分 |
働き |
効能 |
主な含有魚 |
---|---|---|---|
たんぱく質 |
体の肉や血などをつくる栄養素。 |
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カツオ サバ サンマ ブリなど |
カルシウム | 骨や歯の組織をつくる栄養素。この他にも血液の弱アルカリ化、心筋の収縮や神経の興奮を抑制する作用などがあり、ビタミンDを含む食品と一緒に食べると吸収効果などが向上します。 また、カルシウムは鉄、リン、亜鉛などとともに海水に含まれている無機質でミネラルと呼ばれています。 |
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小魚類 |
ビタミン類 | 体の機能を調節する栄養素。ビタミンには種類としてA,B群(B1,B2など),C,D,Eなどがあり、体内では微量ながらそれぞれの役割は大切なものです。 |
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海藻類 魚の内臓部分 |
タウリン | アミドスルホン酸の一種で、たんぱく質の構成成分ではなく、遊離した形で人間の心臓、脾臓、肺、脳、骨髄、母乳などに広く分布しています。 |
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イカ
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EPA | 高度不飽和脂肪酸 |
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イワシ |
DHA | 高度不飽和脂肪酸。EPAとよく似た |
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イワシ ブリ サバ サンマ などの 「背の青い魚」 |
参考書籍「この病気にこの魚」國崎直道著発行(法研)
※「魚があなたを救う」矢崎一良著発行(法研)
症状・病名 | 主な魚介藻類 | 主な効能成分 |
---|---|---|
風邪 |
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ビタミンA・C |
視力低下 |
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タウリン ※EPA ※DHA |
味覚障害 |
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亜鉛 |
皮膚の障害 |
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ビタミンA |
むくみ |
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たんぱく質 他 |
口内炎 |
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ビタミンB2 |
口角炎 |
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ビタミンB2 |
骨軟化症 |
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ビタミンD |
骨粗しょう症 |
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カルシウム (ビタミンDと併用) |
貧血 |
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鉄分 |
動脈硬化 |
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タウリン ※EPA ※DHA |
高血圧 |
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カリウム ※DHA ※タウリン |
脳卒中 |
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EPA ※タウリン |
肝臓病 |
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ビタミンA-B12 タウリン ※DHA |
ストレス |
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ビタミンB1 |
スタミナ不足 |
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バナジウム 他 |
体力低下 |
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ヨード |
便秘 |
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食物繊維 |
老化 |
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ビタミンE セレン ※DHA |
血栓症 中性脂肪 |
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※EPA(可食部100g当り含有順) |
痴呆症、アレルギー、糖尿病、胆石 |
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※DHA(可食部100g当り含有順) |
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