湖沼水質保全特別措置法に基づく指定施設の届出について

構造及び使用の方法に関する基準の対象となる施設（指定施設）

印旛沼、手賀沼及び霞ケ浦に係る指定地域（指定地域図参照）に設置される施設のうち、次の施設については、施設の構造や使用の方法について基準が適用され、届出の対象となります。

畜産農業又はサービス業の用に供する施設であつて、次に掲げるもの。
- イ　豚房施設（豚房の総面積が40m²以上50m²未満の事業場に係るものに限る。）
- ロ　牛房施設（牛房の総面積が160m²以上200m²未満の事業場に係るものに限る。）
- ハ　馬房施設（馬房の総面積が400m²以上500m²未満の事業場に係るものに限る。）
こいの養殖施設（網いけすの総面積が500m²を超えるものに限る。）

※上記規模を超える施設については、水質汚濁防止法の対象となります。→（リンク）水質汚濁防止法のてびき

※また、一定の飼養規模要件を満たす事業場には、「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」に基づく構造基準が適用が適用されることがありますので御注意ください。→（リンク）畜産環境（家畜排せつ物）対策関連情報

指定施設を設置しようとする者は、様式第1（下記【届出様式】参照）により、次の事項についてあらかじめ届け出なければなりません。

指定施設の設置者は、「指定施設の構造」「指定施設の使用の方法」「その他環境省令で定める事項」を変更しようとするときは様式第3によりあらかじめ届け出なければなりません。

また、「氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名」「指定施設の所在地」に変更があったときは様式第4により、指定施設の使用を廃止したときは様式第5により、その事実が発生した日から30日以内に届け出なければなりません。

指定施設の設置者は、指定施設の構造及び使用の方法について次の事項を遵守しなければなりません。

豚房、牛房及び馬房の床（以下「床」という。）は、不浸透性材料（コンクリートその他汚水が浸透しないものをいう。以下同じ。）で造られていることその他の汚物又は汚水の除去に支障を来さない構造とすること。
豚房、牛房及び馬房の内部は、汚物又は汚水の除去に支障を来さない適当な広さ及び高さを有すること。
豚房、牛房又は馬房に接する畜舎の通路及び排水溝（以下「通路等」という。）のうち、汚物又は汚水が飛散するおそれがある箇所は、不浸透性材料で造られていることその他の汚物又は汚水の除去に支障を来さない構造とすること。
汚物だめ及び汚水だめ（以下「汚物だめ等」という。）は、不浸透性材料で造られていることその他の汚物又は汚水の貯留及び除去に支障を来さない構造とすること。
施設は、床、通路等及び汚物だめ等に雨水が流入しない構造とすること。
汚物だめ等の汚物及び汚水が公共用水域（水質汚濁防止法（昭和四十五年法律第百三十八号）第二条第一項に規定する公共用水域をいう。）に直接に排出されないよう汚物だめ等を適切に使用すること。
畜舎のふん尿を速やかに除去することその他の施設外へのふん尿の流出を防止する措置を講ずること。