水道事業年報（令和4年度版）

千葉県営水道は、昭和9年の創設以来、安定水源の確保、浄・給水場や水道管等の整備・更新、危機管理体制の充実等の取り組みを進め、今日では、県北西部を中心に11市約300万人のお客様に安全かつ良質な水を安定して供給しています。
近年の千葉県営水道を取り巻く環境は大きく変貌しつつあり、頻発する自然災害や水道施設の更新需要の増大、人口減少社会の到来による給水収益の減少等、様々な課題に対応していく必要があります。

そのため、千葉県営水道では、令和3年度から5年間を計画期間とする「千葉県営水道事業中期経営計画」において、3つの基本目標「『強靭』な水道の構築」「『安全』な水の供給」「お客様からの『信頼』の確保」を掲げ、計画的な事業の推進に取り組んでいます。
本計画の折り返しとなる令和5年度には、老朽化が著しい栗山浄水場の浄水機能移転として整備を進めてきた「ちば野菊の里浄水場（第2期）施設」が稼働する予定であり、稼働後は、新たに約45万人のお客様に、より安全で良質な水道水を安定してお届けすることが可能となります。
また、手続きのオンライン化を進めICTを積極的に導入し、お客様サービスの向上に努めているところです。

千葉県営水道の基本理念は「いつでも、安全でおいしい水を安定して供給し、お客様が安心し、信頼を寄せる水道」です。この基本理念の実現に向け、職員が一丸となって関係機関と連携を図りながら取り組んでまいります。

この事業年報は、令和4年度における千葉県営水道の事業概要と関係資料を取りまとめたものであり、千葉県営水道への理解と関心を深めていただく一助として御活用いただければ幸いです。