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パソコンやスマートフォンの普及、印刷技術の進歩によって、私たちの社会では「色」を利用することでより豊富な情報を扱うことができるようになりました。しかし、色の感じ方は人それぞれに違いがあります。特定の色の組み合わせが見分けづらい「色弱」は、障害としては扱われないことが多いものの、色の見え方が異なる少数派の人が社会生活の中で不便を感じるという点では、障害のある人への配慮と同様の対応が必要な場合があります。
なお、色弱であっても色の見分けがまったくつかない人はごくわずかであり、大半の人は適切な配慮によって色による情報を利用することができます。
2色以上の色を使うときや写真などの上に文字をのせるとき、色弱の人も含めより多くの人にとって見分けやすい色づかいを行い、その上で形や塗り分け、文字などを併用することで、読めない、使いづらい、わかりづらいといった状態を解消し、できるだけ多くの人に情報が正確に伝わるようあらかじめ配慮する取組のことをカラーユニバーサルデザインと呼びます。主なポイントとして下記の3点があります。
見分けにくい色の例
見分けやすい色の例
背景と文字の色を明暗や濃淡が対照的な組み合わせとすると見分けやすい。
彩度や明度が同程度の色の組み合わせは、見分けづらい人がいる可能性がある。
彩度の高い色と低い色、明るい色と暗い色を組み合わせると見分けやすい。
印刷、塗装デザインなどで具体的な色の組み合わせを考える際には、研究者、NPO法人、塗料メーカ業界団体、インキメーカ等で構成される委員会が制作した「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットガイドブック」が公開されているので利用できる。
窓口に備え付けの手続用紙を色分けしてある場合など、色の名前を用いてやりとりされる可能性があるものに、色の名前を記載するとわかりやすい。
【よくない例】:「ピンク色の用紙」と言われても、用紙の色が見分けられない。
【よい例】:用紙そのものに「ピンク」「みずいろ」などと色名が書いてある。
案内図や路線図、グラフなどで多くの色を使っている場合には、名称そのものも併記するとわかりやすい。
【よくない例】:「緑の矢印の先が受付です」と言われても、矢印の色が見分けられない。
【よい例】:矢印に「受付」「会計」のように案内が併記されている。
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