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更新日:令和6(2024)年2月28日
ページ番号:4722
麻しん(はしか)にご注意!
麻しんの流行について
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麻しんについて、日本は平成27年に世界保健機関(WHO)から排除認定を受けており、いわゆる麻しん常在国ではなくなっていますが、それ以降も海外からの輸入例を発端とした国内での感染拡大事例が発生しています。
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本県では2020年から2022年までの3年間感染者の発生がない状態が続いておりましたが、2023年におよそ4年ぶりに麻しんの患者が報告されました。
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近年、世界の麻しんの感染者数は2020年以降、増加傾向にあり、さまざまな地域や国で患者が発生しています。今後も輸入例や国内における感染伝播事例が増加する可能性があります。
麻しん対策のため、以下の点に注意しましょう。
予防のために
- 麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。免疫を有していない人が感染すると、ほぼ100%発症すると言われています。
- 麻しんの予防には予防接種が最も有効です。2回の定期接種を必ず受けましょう。(麻しん(はしか)の予防接種を受けましょう)
- 麻しんを発症した場合、学校や職場等で感染を拡大させる恐れがあるため、母子手帳などで予防接種歴を確認し、定期予防接種を2回受けていない方や予防接種歴が不明な方は、かかりつけ医などに相談の上、接種を検討しましょう。
(参考)予防接種を受ける医療機関を探す方法について
(1)「地域を指定してください」をクリック
(2)探したい地域をクリック
(3)「予防接種でさがす」をクリック
(4)ワクチンの種類をクリック
(5)ページ一番下の「検索開始」ボタンをクリック
(6)該当する医療機関リストが掲載されます。
(1)検索条件を入力
(2)「検索開始」ボタンをクリック
(3)該当する医療機関リストが掲載されます。
※いずれも、事前に医療機関に問い合わせをお願いいたします。
麻しんが疑われるとき
- 麻しん患者と接触したり、海外へ最近渡航した方で、発熱・せき・鼻水・眼球結膜の充血・発しん等の症状がある方は麻しんの疑いがあります。特に過去に麻しんにかかったことやワクチン接種を受けたことがない方は要注意です。
- 麻しんの感染力は非常に強いので、麻しんを疑う症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。
- また、受診時は、周囲への感染を防ぐため、公共交通機関等の利用を避けましょう。
海外に渡航するとき
海外に行く前に
- 麻しんの予防接種歴を母子手帳などで確認しましょう。
- 麻しんの予防接種を2回接種していない方は、予防接種を検討しましょう。
(麻しんにかかったかどうかや予防接種歴が不明の場合には、医療機関において抗体検査を実施することができます。)
帰国した後に
- 帰国後2週間程度は健康状態(高い熱や全身の発しん、せき、鼻水、目の充血などの症状)に注意しましょう。
- 麻しんの感染力は非常に強いので、麻しんを疑う症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。
- また、受診時は、周囲への感染を防ぐため、公共交通機関等の利用を避けましょう。
参考:麻しん(はしか)とは
症状等
- 感染すると通常10~12日後に38℃前後の発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血などが約2~4日間続き、解熱後、再び39℃以上の高熱と発疹が出現します。
- 肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われており、死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
感染経路
- 麻しんは麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
- 麻しんウイルスの主たる感染経路は空気感染で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。
- また、発症した人が周囲に感染させる期間(感染可能期間)は、症状が出現する1日前から解熱後3日間まで(全経過を通じて発熱がみられなかった場合、発疹出現後5日間まで)といわれています。
潜伏期間
- 約10日~12日間(21日間程度の場合もあります。)
治療
各種啓発資料
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