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更新日:令和6(2024)年9月19日
ページ番号:4689
感染症発生情報へ(これまでの発生状況等を確認できます)
夏場を迎え、O157やO26等の腸管出血性大腸菌感染症患者が多く発生する季節となりました。
腸管出血性大腸菌は動物の腸管内など自然界に広く分布しています。汚染された食品や、汚染された場所を触った手指から経口的に感染します。
感染すると、通常3日から5日の潜伏期間の後に下痢、血便などの症状が出ます。
また、患者の約1~10%が溶血性貧血、血小板減少、急性腎不全を伴う溶血性尿毒症症候群(HUS)を合併し重症化する場合があり、過去には死亡事例も発生しています。
腸管出血性大腸菌に感染しないために、次の点に特に気をつけましょう。
(1)調理の前、食事の前には、必ず手を洗いましょう。
(2)牧場などで動物や柵、砂・土等に触った後は、必ず手を洗いましょう。
(3)食肉等を調理するときは、中心部まで十分に加熱(75℃・1分以上)しましょう。
(4)野菜等を生で食べるときにはよく洗いましょう。
(5)特に、高齢者・若齢者のほか、抵抗力の弱い者は、生肉等を食べたり、食べさせたりしないようにし、野菜及び果物を加熱せずに供する場合(表皮を除去する場合を除く)には、殺菌をしましょう。
(6)調理した食品は、できるだけ速やかに食べましょう。
(7)調理器具の洗浄、消毒を十分に行いましょう。
(8)水道水以外の水(飲用井戸水など)は煮沸するなど、消毒してから使いましょう。
これからの季節は、暑さのため、体力及び免疫力が低下しやすくなります。
充分な睡眠と休養をとり、規則正しい食生活を心がけましょう。
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