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ホーム > 環境・まちづくり > まちづくり > 都市計画・市街地整備 > 市街地整備・再開発 > 業務核都市 > 千葉業務核都市基本構想 > 3.業務施設集積地区の区域及び整備の方針に関する事項
更新日:令和5(2023)年6月20日
ページ番号:17516
地区名 |
幕張新都心地区 |
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位置 |
別表1に掲げる区域 |
面積 |
約533ヘクタール |
区域設定の理由
幕張新都心地区は、東京都心部から東側約30kmの至近距離に位置し、かつ新東京国際空港へのほぼ中間地点にあり、更に、東関東自動車道等の道路、東日本旅客鉄道京葉線等の鉄道交通網が計画的に整備されたところに位置している。このような交通のアクセスが容易であることに加え、首都圏基本計画等において拠点地区としての位置付けがあるほか、千葉県の新産業三角構想の一角を占め、千葉自立都市圏の拠点としての育成が図られている地域である。このような構想の中で、平成元年10月に開業した日本コンベンションセンター(幕張メッセ)を地域開発の先導とし、幕張テクノガーデン、ワールドビジネスガーデン等のリーディングプロジェクトにより業務管理機能集積について中核的位置にある。また、東京海上火災等の本社機能、日本アイ・ビー・エム等の研究開発機能等の立地が見られ、今後とも東京都心部からの業務機能、本社機能の立地が見込まれる地区である。
この地区は、千葉県企業庁により造成された埋立地であり、基盤施設も整備された土地である。
地区名 |
千葉都心地区 |
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位置 |
別表2に掲げる区域 |
面積 |
約400ヘクタール |
区域設定の理由
千葉都心地区は、東日本旅客鉄道千葉駅が県内各地との交通の結節点であり、県内有数の大型百貨店等や各種団体の本部等が集積し、県内の交通、経済、社会、文化等の中心として、千葉自立都市圏の中枢管理機能を担っている。また、首都圏基本計画等においては、千葉駅周辺地区、千葉港中央地区背後等において業務市街地の整備を図ることとされているが、当地区はこれらの位置付けを受けた地区について一体的に整備を図ることとしており、土地区画整理事業及び市街地再開発事業等により中核的施設及び業務施設等の用に供する土地が容易に確保できる地区であり、中枢管理機能、商業、業務機能の一層の集積を図るべき地区である。
(a)地区整備の目的
千葉県における国際空港、港湾機能、工業集積等を背景に国際レベルの業務機能の導入、研究開発、広域商業、教育等の諸機能集積を図り、均衡ある発展及び自立性の向上を目指す。
また、臨水環境を生かし、広く住民の利用に資する健康的なレクリエーションの場を提供する。
この際、21世紀初頭を目標に就業人口(従業人口)15万人及び居住人口2.6万人の集積を目指す。
(b)導入・整備すべき機能
イベントとハイテクノロジーを主テーマとして(a)日本コンベンションセンター(幕張メッセ)等を核とした国際交流機能、(b)国際的な業務機能、(c)先端成長産業の中枢的業務機能、(d)研究開発機能、(e)先端技術産業に対応する高度な人材を育成する学術、教育機能等の諸機能集積を図り、更に商業、文化機能、スポーツ・レクリエーション機能、職住近接に配慮した住宅機能などの整備促進を図る。
(C)機能の配置及び整備の方針
イベントとハイテクノロジーを主テーマとして、中核的施設の設置及び導入を図っている。特に、日本コンベンションセンター(幕張メッセ)は、東洋最大のコンベンションセンターであり幕張新都心地区のシンボルである。更に、幕張テクノガーデン、ワールドビジネスガーデンは、業務機能集積のために必要な基盤となる施設であり、これらのシンボルと業務機能の集積の基盤となる施設を中心として業務施設集積地区を形づくる。また、幕張タウンセンターは、人と人とが出会い、語り合う国際交流の場として、幕張新都心に優れた環境と賑わいを与えるものである。
(d)公共施設等の整備方針
21世紀の国際都市にふさわしいゆとりとうるおいのある新都心環境を形成し、より質の高い効率的な都市活動を可能にするため電柱類の地中化による地区内の無電柱化、地域冷暖房、中水道システム、スカイウェイ、ごみ空気輸送システム等種々のインフラストラクチァを導入する。また、良好で個性的な街づくりのため、都市緑化を推進するとともに、環境デザインを積極的に展開する。特に中心的な地区については「環境デザインマニュアル」とともに「地区計画」を定めていく。
(a)整備の目的
千葉県における国際空港、港湾機能、工業集積等を背景に千葉自立都市圏の中枢管理機能を担うとともに、住民の利便性の向上を図りつつ、業務管理機能の導入、商業、文化等の諸機能集積を図り、均衡ある発展及び自立性の向上を目指す。
(b)導入・整備すべき機能
千葉自立都市圏の中枢的管理機能を中心として、東日本旅客鉄道千葉駅周辺、千葉港中央地区背後等において商業・業務機能、文化機能、スポーツ・レクリエーション機能の集積を図るとともに、情報処理・ニューサービス・対事業所サービス等の都市型産業の育成に努め、魅力ある都心として必要な高次の諸機能の集積を図る。
(C)機能の配置及び整備の方針
千葉自立都市圏の中枢として、東京への一方的な依存構造を是正し、自立性を高めるうえで必要な千葉都市モノレール等の施設の導入を図る。このため、21世紀を展望した新たな都市拠点として、千葉みなと複合交通センター、業務支援センター等の高次都市基盤施設を整備するとともに、民間業務施設を整備し、千葉都心地区の一層の活性化を図る。
(d)公共施設等の整備方針
千葉自立都市圏の中枢として、うるおいと魅力にあふれた都市環境の形成と、都心にふさわしい高次な諸機能の集積を図るため、特定再開発事業等による面的地区整備を推進するとともに、地区の一体性、やすらぎを与える臨港公園プロムナード、都市型CATV等交通通信基盤施設の整備を進めるとともに、都市景観の基本指針による良好な都市景観の形成に努める。
幕張新都心地区は、主として世界に開かれた首都機能の一部を担う広域的な機能の受け皿とし、千葉都心地区は、千葉自立都市圏の中枢管理機能を中心に業務、商業、文化、スポーツ・レクリエーション機能の集積を目指し、相互に機能の補完をしつつ業務施設の立地促進を図る。
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