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更新日:令和6(2024)年4月10日

ページ番号:29427

共同現地診断について

1要旨

共同現地診断は、千葉県交通安全対策推進委員会(事務局:くらし安全推進課)が交通事故の多発箇所を道路管理者(国・県・市町村)、県警察、市町村、交通安全協会、安全運転管理者協議会等と協力して、道路交通環境面について直接現地を診断・検討を行い、関係機関が整備・改善等の対策を実施することにより、交通事故抑止に効果を上げています。

令和5年度は、38警察署管内38箇所(35交差点、3区間)の現地診断を実施しました。

2参加機関・団体等

  • (1)道路管理者
    • 直轄国道・・・・・・・国土交通省千葉国道事務所及び所轄出張所
    • 県管理国道及び県道・・県道路環境課及び所轄土木事務所
    • 市町村道・・・・・・・市町村道路管理担当課
  • (2)県警察・・・・・・・・交通総務課・交通規制課及び所轄警察署
  • (3)市町村・・・・・・・・交通安全担当課
  • (4)県・・・・・・・・・・くらし安全推進課及び地域振興事務所
  • (5)団体・その他・・・・・交通安全協会、安全運転管理者協議会、企業等

3現地診断実施状況

令和元年度以降の実施状況

年度

実施署数

実施場所

令和元年度

38

38交差点・5区間・1カーブ

44箇所

令和2年度

38

43交差点・5区間

48箇所

令和3年度

38

34交差点・4区間

38箇所

令和4年度 38

37交差点・1区間

38箇所

令和5年度 38 35交差点・3区間 38箇所

4主な安全対策と具体的な対策例

共同現地診断では、診断箇所に合った効果的な安全対策について検討しています。

(1)速度抑制対策

  • 減速ドット線・減速マークの設置、滑り止め舗装の実施、注意喚起対策(路面表示・看板設置)等

(2)走行・停止位置の明確化

  • 導流帯(右折導流帯・交差点内導流帯)の設置、自転車矢羽根の設置、止まれ強調ドット線の設置、停止線のダブル化等

(3)交差点・主従関係の明確化

  • カラー舗装(交差点内)の実施、交差点クロスマークの設置、主従ドット線の設置、道路照明灯の設置、注意喚起対策(路面表示・看板設置)等

(4)その他

  • 見通しの確保(草の除草等)、交差点のコンパクト化、信号制御の検討、交通安全施設の設置等

5共同現地診断による事故抑止効果について

共同現地診断実施箇所における関係機関による安全対策(速度抑制対策、走行・停止位置の明確化、交差点・主従関係の明確化等)実施の結果、事故抑止に効果を上げています。

共同現地診断実施箇所について、対策実施前後の1年間を対比し効果を測定したところ、交通事故や死傷者数は大きく減少し、高い効果が認められています。

現地診断の様子

[効果状況(最近3年間)](▲は減を表す。)

令和元年度

区分

人身事故件数

死者数

負傷者数

物件事故件数

実施前1年間

101

4 117

188

実施後1年間

57 1 68

185

増減率(%)

▲43.6

▲75.0

▲41.9

▲1.6

令和2年度

区分

人身事故件数

死者数

負傷者数

物件事故件数

実施前1年間

110 1 137

210

実施後1年間

62

0 73

201

増減率(%)

▲43.6

▲100.0

▲46.7

▲4.3

令和3年度

区分

人身事故件数

死者数

負傷者数

物件事故件数

実施前1年間

183 4 205

317

実施後1年間

32

1 42

155

増減率(%)

▲82.5

▲75.0

▲79.5

▲51.1

6効果的な安全対策実施事例の紹介

事故多発箇所における各種安全対策の検討の参考として頂くことを目的に、共同現地診断において効果的な安全対策を実施したことにより交通事故抑止効果が大きく発現した事例について、以下に紹介します。

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平成30年度版

(1)【主な事故発生要因】無理な横断・従道路からの車両飛び出し

【主な安全対策】横断歩道の新設(平成30年度事例1)(PDF:189.5KB)

(2)【主な事故発生要因】下り坂でスピードが出る

【主な安全対策】速度抑制対策(平成30年度事例2)(PDF:227.2KB)

(3)【主な事故発生要因】行き先が分かりづらい

【主な安全対策】車線区分の明確化(平成30年度事例3)(PDF:173.5KB)

(4)【主な事故発生要因】走行位置が分かりづらい

【主な安全対策】走行位置の明確化(平成30年度事例4)(PDF:187.9KB)

(5)【主な事故発生要因】交差点が認識しづらい

【主な安全対策】交差点の明確化(平成30年度事例5)(PDF:206.6KB)

令和元年度版

(1)【主な事故発生要因】交差点の見通しが悪い

【主な安全対策】交通規制の新設(令和元年度事例1)(PDF:318.6KB)

(2)【主な事故発生要因】走行位置が分かりづらい

【主な安全対策】走行位置の明確化(令和元年度事例2)(PDF:159KB)

(3)【主な事故発生要因】交差点が認識しづらい

【主な安全対策】交差点の明確化(令和元年度事例3)(PDF:335.2KB)

(4)【主な事故発生要因】右折車の交通量が多い

【主な安全対策】時差式信号へ変更(令和元年度事例4)(PDF:259.3KB)

令和2年度版

(1)【主な事故発生要因】下り坂でスピードがでる

【主な安全対策】速度抑制対策(令和2年度事例1)(PDF:169.8KB)

(2)【主な事故発生要因】交差点が認識しづらい

【主な安全対策】交差点の明確化(令和2年度事例2)(PDF:218.4KB)

お問い合わせ

所属課室:環境生活部くらし安全推進課交通安全対策室

電話番号:043-223-2263

ファックス番号:043-221-2969

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