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発表日:平成29年10月30日
環境生活部くらし安全推進課
県内の交通事故状況は、発生件数、死傷者とも減少傾向にありますが、高齢者の運転に起因した交通事故の割合は年々増加傾向にあり、社会問題化しています。
今回、高齢運転に関する県民の意識を把握し、今後の高齢運転者の事故防止対策を検討していく上での基礎資料として活用することを目的として皆様のご意見を伺いました。
(1)調査対象:アンケート調査協力員1,413人
(2)調査時期:平成29年8月29日~9月11日
(3)調査方法:インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答
(4)回答状況:アンケート調査協力員1,413人のうち193人が回答(回答率:13.7%)
(5)調査項目
問1.あなたの家族の中に自動車を運転している75歳以上の方はいらっしゃいますか。
問2.75歳以上のご家族は、どのような目的で運転しますか。
問3.75歳以上のご家族が自動車を運転することについて、あなたはどう思いますか。
問4.75歳以上のご家族の方が過去3年以内に、運転中交通事故を起こしそうになったことはありますか。
問5.あなたが知っているものをこの中からあげてください。
問6.高齢運転者の事故を防ぐために、あなたが重要だと思うことをこの中からあげてください。
問7.その他、高齢運転者の事故防止対策について、ご意見、ご要望があればお聞かせください。
居住地域については、『千葉地域』が31.6%と最も多く、次いで『葛南地域』が23.3%となりました。
<参考>
千葉地域 |
千葉市、市原市 |
---|---|
葛南地域 |
市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市 |
東葛飾地域 |
松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市 |
印旛地域 |
成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、印旛郡 |
香取地域 |
香取市、香取郡 |
海匝地域 |
銚子市、旭市、匝瑳市 |
山武地域 |
東金市、山武市、大網白里市、山武郡 |
長生地域 |
茂原市、長生郡 |
夷隅地域 |
勝浦市、いすみ市、夷隅郡 |
安房地域 |
館山市、鴨川市、南房総市、安房郡 |
君津地域 |
木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市 |
年齢については、『70歳以上』が33.7%と最も多く、次いで『50歳~59歳』が22.3%となりました。
男女比については、『男性』が81.3%、『女性』が18.7%でした。
自動車を運転している75歳以上の方がいるかどうかたずねたところ、『いる』が29.5%でした。
【問1で「いる」と答えた方に聞きました。】
どのような目的で運転するかたずねたところ、『買物』が93.0%と最も多く、次いで『趣味・娯楽』が56.1%、『通院』が52.6%でした。
また、『その他』の答えの中には、「町内自治会活動等地域活動」がありました。
【問1で「いる」と答えた方に聞きました。】
75歳以上の家族が自動車を運転することについてたずねたところ、『今は大丈夫だと思うが、体が衰えてきたら運転はやめてほしい(やめる予定だ)』が73.7%と最も多く、次いで『危険だと思うが、移動手段がないので、運転はやむを得ない』が10.5%でした。
【問1で「いる」と答えた方に聞きました。】
75歳以上の家族の方が過去3年以内に、運転中交通事故を起こしそうになったことについてたずねたところ、『全くなかった』が50.9%と最も多く、次いで『ほとんどなかった』が35.1%、『たまにあった』が10.5%、『実際に事故を起こした』が3.5%でした。
現在の高齢運転者の事故防止対策について知っているものをたずねたところ、『運転免許証の自主返納』が97.4%と最も多く、次いで『運転経歴証明書の提示による公共交通機関の割引などの優遇措置』が86.5%でした。
高齢運転者の事故を防ぐために重要なことについてたずねたところ、『高齢者の移動手段確保に向けた地域公共交通網の整備』が69.4%と最も多く、次いで『認知症の早期診断等のための体制整備』が66.3%でした。
(寄せられたご意見、ご要望には次のようなものがありました。)
(1)免許証の返納について
(2)公共交通機関について
(3)その他
たくさんのご意見ありがとうございました。みなさまからいただいたご意見は、今後、高齢運転者の事故防止対策に役立ててまいります。
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