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更新日:令和6(2024)年3月17日
ページ番号:13041
平成27年度に以下の機器設備を新規に導入・更新いたしました。
物質に光を照射すると、分子振動の影響を受け、元の波長から少しずれた波長の光が散乱され観測されます。
この散乱光(=ラマン散乱光)を調べ、物質の分子構造や結晶構造などを特定するのがラマン分光分析装置です。
【解析可能データ】
(1)化学結合の種類と質の同定
(2)結晶化の程度
(3)結晶格子の歪み
顕微ラマン分光分析装置
(メーカー:株式会社堀場製作所、型式:LabRAM HR evolution UV-VIS-NIR)
※本システムは、平成26年度経済産業省補正予算事業「地域オープンイノベーション促進事業」により導入しました。
非接触三次元形状測定機は、内臓されたプロジェクターから測定対象物に投影された縞模様を二つのカメラで撮影することにより、その形状を一度に数百万の点群として取得し、3Dプリンタで利用可能なデータ(STL形式)として保存できる機器です。
従来の接触式測定機と比べ、短時間で形状データの生成が可能です。
専用のソフトウェアにより、測定した形状のデータを、設計時の3DCADデータ比較・評価を行うことが可能です。また、設計時の3DCADデータが無い過去の古い部品などでは、測定した形状データを3DCADデータへ変換するソフトウェアも用意しています。
品質管理、リバースエンジニアリング、ラピッドプロトタイピング、など
解像度:1600万画素×2
測定範囲(点間距離)
モード1:535ミリメートル×400ミリメートル×320ミリメートル(0.110ミリメートル)
モード2:320ミリメートル×240ミリメートル×200ミリメートル(0.064ミリメートル)
・自動回転テーブル有り(径640ミリメートル)
・接触センサを併用しデータの動的な補正が可能
解像度:500万画素×2
測定範囲(点間距離)
モード2:80ミリメートル×60ミリメートル×60ミリメートル(0.032ミリメートル)
スキャンしたSTLデータを最適化し、曲率による領域分けを行い、ポリゴンを参照したサーフェス作成及びソリッドモデリングにより、CADデータを構築、出力することができます。
機械や構造物が低荷重の力を長期間・繰り返しを受けることにより、時間をかけて亀裂が成長し破壊に至る現象は「疲労破壊」と呼ばれています。
本装置は、この疲労破壊への耐性を調べるため「疲労試験」を実施する際、実際の利用環境において試験体が受ける負荷をプログラムし、疲労試験機に再現する制御装置です。
【主な用途】
(1)材料及び小型製品・部品の耐久試験
(2)金属材料、プラスチック材料等の疲労特性評価
(3)事故・クレーム処理のための実証(再現)試験
疲労・耐久試験装置用制御装置
(メーカー:株式会社島津製作所、型式:4830)
※この機器設備は公益財団法人JKAの競輪・オートレース売上金による機械工業振興補助事業により整備しました。
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