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更新日:令和6(2024)年4月26日
ページ番号:650833
材料技術室 吉田 浩之、中村 昌彦
千葉大学大学院融合理工学府 魯 云
千葉大学大学院工学研究院総合工学講座 糸井 貴臣
遊星型ボールミルを用いて、ポット内にアルミナボールとTi粉末を入れ、回転混合させることにより、アルミナボール表面にTiをコーティングする手法(メカニカルコーティング)を確立してきた。この手法によりコーティングしたTiコートアルミナボールをTiO2粉末とともにポット内に入れ、更に、遊星型ボールミルにて回転混合し、TiO2/Ti複合光触媒薄膜を作製した。作製したTiO2/Ti複合光触媒薄膜は、Ti膜表面にTiO2が島状に堆積した構造を有している。また色素分解法による光触媒機能評価の結果、高活性化のためにはTiO2の複合量を増加させることが有用である。
材料技術室 石川 隆朗、米山 逸平、山本 貴之
定量ろ紙を用いた微量液滴試料の蛍光X線分析に関して、ろ紙種,液滴量等の測定条件が検出X線強度に与える影響を調査した。定量ろ紙5A、5CでX線強度は大きく変わらなかった。液滴量とX線強度の関係は、極微量領域では液滴量が減少してもX線強度はそれほど減少しない、中間領域では比例増加を示す、液滴量が多くなると、X線強度の増加が止まる、という結果になった。測定のばらつきは元素種により異なった。微小水溶液滴下量の領域では元素は円状に広がり、その広がりは元素によって異なった。
材料技術室 田中 弥、米山 逸平、山本 貴之
スパーク放電発光分光分析装置に付属する治具は、小さく複雑な形状のサンプルを適切に固定できないため試験が困難な場合がある。本研究では、既存の治具では固定できないサンプルでも試験可能とすることを目的に、これまで試験不可能であったサンプルのうち、小さなボルト形状のサンプルをターゲットとし、これを適切に固定できる治具を試作した。既存の治具で固定できるサンプルと試作した治具でしか固定できないサンプルを同一の材料から作製し、それぞれの試験結果を比較することで試作した治具で精度良く試験できることを確認した。
生産技術室 城之内 一茂、花澤 明洋
非接触三次元形状測定機は、三次元形状の取込みだけでなく、そのデータから各種要素計算が可能であり、利便性の高い機器である。しかし、可視光を用いた測定手法のため、表面性状によっては測定対象の表面に白色スプレーを吹くなどの前処理を必要とする。
本研究では、非接触三次元形状測定機の計測機としての精度を検討するため、新たに導入した三次元測定機を用い、表面処理の影響も含め評価を行った。その結果、表面処理の影響が支配的であることが示唆され、また測定可能な波長範囲も接触式倣い測定と同程度まで有していることがわかった。
プロジェクト推進室 近間 真澄、足達 幹雄、大谷 大輔、田中 弥、阿久津 和司
生産技術室 城之内 一茂、中嶋 貴生
材料技術室 石川 隆朗
「身の丈IoT」をキーワードとして、IoTに関心のある県内中小企業が自社の実情に応じてIoT技術を活用する取組を後押しするため、安価なセンサ類を用いたシステムの構築やシステムの有用性の検証を継続して実施してきた。使用したセンサの特徴や実証試験を通して見えた利用上の問題点等について第二報としてとりまとめたので報告する。
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