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更新日:令和6(2024)年2月8日
ページ番号:314899
(せんようじのいちょう)
県指定天然記念物
昭和10年11月12日
千葉市中央区千葉寺町161(千葉寺)
千葉寺は、一般に「ちばでら」と呼ばれるが、正式には「せんようじ」という。奈良時代の僧行基の開創と伝えられる。境内からは奈良時代の特徴を示す瓦も出土しており、創建は奈良時代にさかのぼる寺院であることは間違いない。
指定されたイチョウは、境内中央の本堂手前にある。主幹は落雷や戦時中の火災によって焼失したが、現在でも樹勢は旺盛で、高さは約27m、幹周約10mに達する。イチョウは雌雄がある樹木で、このイチョウは雄株である。根元は太い根が四方にはり、下方の太い枝からは気根とか乳柱と呼ばれる根がたくさん垂れ下がってる。樹齢は不明で、寺伝によると和銅2年(709)に僧行基が千葉寺を開基した当時の植栽と云われている。
イチョウの仲間は、2億5千年以上前に世界中に繁茂していたが、その後訪れた氷河期により、他の仲間は絶滅し、原生のイチョウのみが生き残ったとされる。日本には野生種はなく、日本のイチョウは中国から渡来したものとその子孫である。
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