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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:314686
(たまさきじんじゃほんでん)
県指定有形文化財(建造物)
昭和48年3月2日
旭市飯岡2126(玉崎神社)
旭市飯岡の街の中心にある玉崎神社は、日本武尊が東征の折り、海の八大竜王の娘である玉依姫を祀ったとされる神社であり、玉崎明神と呼ばれて信仰されてきた。
本殿は一間社流造(いっけんしゃながれづくり)の標準的なもので、間取は身舎(もや)正面に板扉を設けるほか、側背面とも格子の裏に板を貼った蔀状の壁としている。
内部正面は牡丹に唐獅子、左右は桐に鳳凰、松に鶴背面は鳥の本蟇股(ほんかえるまた)を付け、舞良戸(まいらど)で内外陣を区分している。本殿周囲には切目縁を廻し、竜と鯉の透彫の脇障子をたてている。正面庇には几帳面柱をたて竜の本蟇股を付ける。
縁の外側の手すりを支える柱につけられた擬宝珠の銘文から、建築年代は元禄10年(1697)頃と考えられ、九十九里漁業の繁栄を背景として造営されたことがうかがえる。また、虹梁、大瓶束等に中世末の様式が残り、蟇股等に江戸時代の様式が加わり、本県のこの時代の建築の傾向をよく伝えている。
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