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更新日:令和5(2023)年12月4日
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くらし・福祉・健康
平成23年2月1日掲載
日頃、何気なく利用しているインターネットですが、ホームページを作成するときに適切な配慮を行わないと、視覚や聴覚などに障害のある方々が情報を得る際に大きな支障が生じてしまいます。
この映像は、聴覚に障害をお持ちの方の困り事をいくつか紹介し、アクセシビリティに配慮された「誰でもつかえるホームページ」に近づくための工夫を解説しています。
(映像と字幕による説明です。音声はありません。)
動画の内容
聴覚障害者に配慮したホームページの作成について
日頃、何気なく利用しているインターネット。
さまざまな方が利用しています。
その中には、障害をお持ちの方もいらっしゃいます。
ここでは特に、聴覚に障害をお持ちの方の困り事をいくつか紹介し、アクセシビリティに配慮された「誰でもつかえるホームページ」へ向けて考えていきたいと思います。
1 連絡方法について配慮しましょう
ホームページの多くには、連絡先が表示されています。
このコンテンツには、電話番号が表示されています。
しかし、聴覚に障害をお持ちの方は、その特性から電話を利用しません。
電話番号の他に、ファックス番号やメールアドレスなど、連絡先を複数掲載すると、誰でも都合に合わせて問い合わせができるようになります。
2 動画を掲載するときの配慮について
このホームページでは動画を掲載しています。
映像に合わせて音声も再生されますが、聴覚に障害をお持ちの方は、視覚から多くの情報を得ています。
テロップを表示したり、動画の内容を表したテキストを閲覧できるよう配慮することで、誰もが同じ情報を共有できるようになります。
3 丁寧な言い方などの例について
聴覚に障害をお持ち方は、映像だけでなく、文字や文章からも情報を得ています。
なかでも、尊敬語や丁寧な言い回しの表現については、一般的な表現方法では、誤解を招く場合もあります。
例1 人物の表現をするとき
「お宅」は「あなた」、「あの方」は「あの人」、「どなた」は「だれ」と表現することが望ましいです。
例2 時間の表現をするとき
「一昨日」は「おととい」、「明朝」は「明日の朝」と表現することが望ましいです。
例3 尊敬語の表現をするとき
「お耳にはいる」は「お聞きになる」、「お越しになる」は「来られる」、「休まれる」は「寝られる」と表現することが望ましいです。
例4 謙譲語の表現をするとき
「拝借する」は「お借りする」、「うけたまわる」は「お聞きする」、「お目にかかる」は「お会いする」、「拝読する」は「お読みになる」、「拝見する」は「ご覧になる」と表現することが望ましいです。
また、「うかがう」は「聞く(尋ねる)」や「行く(訪ねる)」のように、複数の用例が考えられる表現についても注意が必要です。
4 最後に・・・
今回取り上げたものは、ほんの一例です。
障害者の特性を理解し、ほんの少し工夫することで、「誰でもつかえるホームページ」に近づくことができます。
制作 誰でもつかえるホームページ研究会・千葉県
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