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更新日:令和6(2024)年7月19日
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くらし・福祉・健康
令和6年7月19日掲載
再生時間:7分16秒
千葉県こども病院では、体のことを調べるためのMRI検査を行っています。MRI検査は、痛みのない検査ですが、子どもたちの中にはどんなことを行うのか分からないと不安を感じている子もいます。
子どもたちが安心してMRI検査を受けられるよう、MRI検査について動画で紹介します。
是非、検査前に見てみてください。
動画の内容
ナレーション:今日は、太郎君がMRI検査を受ける日です。
シーン:放射線科受付前。太郎君がファイルを放射線科受付に出す。
その後ろに母親が立っている。
太郎君:よろしくお願いします。
シーン:太郎君が、振り向き、首をかしげて言います。
太郎君:そういえば、MRI検査ってどうやるの?
シーン:大きなドーナツのような形をした機械の前にはオレンジ色の人形と放射線技師がポーズを取っている写真。
ナレーション:大きなトンネルのようなものがMRI。磁石で出来ていて、体の中の写真を撮るカメラなんだ。
めがね、時計、ヘアピンなど、磁石にくっ付くものや、電車のカードや携帯など磁石に近づくと壊れてしまうものは、ロッカーにしまっておいてね。
お気に入りのぬいぐるみやタオルは、持って入れるよ。
シーン:太郎君と母親がソファーに座っている。
放射線技師:千葉太郎君
太郎君:はーい
シーン:放射線技師がやってきて、太郎君の目線に合わせてしゃがみ話す。
放射線技師:太郎君、こんにちは。私は太郎君の頭のお写真を撮る放射線技師です。
お名前とお誕生日を教えてください。
太郎君:千葉太郎です。6月30日生まれです。
放射線技師:はい、太郎君ですね。分かりました。では、こちらへどうぞ。
シーン:放射線技師と太郎君は立ち上がる。太郎君は母親とハイタッチをして放射線技師と一緒にMRI室の入口に向かう。MRI検査室の入口。
放射線技師:これから検査するんだけど、磁石にくっつく物は、持っていないかな?
シーン:技師は、検査室の中に入り長方形の筒を持ってくる。
放射線技師:これで確認するね。『教えてセンサー』です。
体にあてて金属がないか確認していくよ。
お洋服の下も大丈夫かな。
シーン:センサーを太郎君の体に沿わせて前後を確認する。
放射線技師:大丈夫だね。オッケー!
シーン:太郎君はCDを持っており、CDを放射線技師に見せる。
太郎君:この曲を聴きたいんだ。
放射線技師:分かった。持ってきてくれたの?ありがとう。
検査中に聞けるようにするね。
シーン:太郎君は、放射線技師にCDを手渡しする。
放射線技師:どうぞ。ここがMRI検査のお部屋だよ。
シーン:放射線技師がMRI検査室に入り、太郎君が後から入る。
放射線技師:太郎君、見て、海の生き物がいっぱい、いるでしょ。
シーン:太郎君は天井に描かれている大きなクジラの絵を指さし、
太郎君:あ~大きなクジラだ!ラッコもいる!僕、水族館で見たことあるよ。
放射線技師:ラッコかわいいよね。
シーン:シャカシャカシャカ。太郎君は、部屋の中で音がなっていることに気づく。
太郎君:この音な~に?
放射線技師:そう、音聞こえるよね。
これね、この機械が準備運動をしている音なんだ。
放射線技師:太郎君、靴を脱いで、ベッドの上に上がります。
シーン:太郎君は、しゃがんで靴を脱ぐ。
放射線技師:ここに一回すわっちゃおうか。
シーン:太郎君は、検査ベッドの上に座る。
放射線技師:そうそうそう、そしたら足をこっちに出してください。
シーン:太郎君は、トンネルを背にして、右足、左足、とベッドの上に足をのせて乗せて伸ばす。
放射線技師:そのまま、ゆっくり横に寝てみて。
シーン:放射線技師は太郎君の肩に手を添えて、太郎君は、ゆっくりと横になる。
放射線技師:よし、ばっちり。
そしたら、ちょっと、マスクを外してもいい?
シーン:太郎君は、マスクを外し、放射線技師に渡す。
放射線技師:もらっちゃうね。
お写真撮るときに大きな音がするから、大きな音がちょっと小さくなるように、ふわふわなスポンジをお耳に入れさせてね。
左向ける?
シーン:太郎君は左を向く。
放射線技師:痛くないからね。
シーン:放射線技師は、オレンジ色の耳栓をねじって細くしたものを、太郎君の耳の穴に浅く入れる。
放射線技師:じゃ、今度は先生の方を向いて。
シーン:太郎君は、右を向く。
放射線技師:はい、いくよ。
シーン:放射線技師は右耳に耳栓を入れる。
放射線技師:じゃ、上向きさんしてください。
シーン:太郎君の頭に白いタオルを巻く。
放射線技師:じゃ、耳の横にヘッドフォンつけます。
はい、右から。
痛くない?大丈夫?
シーン:太郎君は頷く。
放射線技師:動いちゃうと綺麗なお写真が撮れないから、ちょっとお顔の横にスポンジ入れさせて。
シーン:太郎君の左右の耳あたりに灰色のスポンジを添える。
放射線技師:そしたら、車と一緒で、シートベルトを付けていくよ。
シーン:白いメッシュのベルトを太郎君のおなか周りに回して留める。
放射線技師:お顔の前に機械がくるよ。
これカメラね。
よいしょ。
シーン:太郎君の顔の前にお面のような形をしたものが被さる。
太郎君の口がにっこりしている。
放射線技師:ばっちり。
もし、お写真撮っているときに、トイレに行きたくなったり、ちょっと先生来てってことがあったら、このブザーを握って教えてね。
手に渡しておくね。
これをぎゅっとしてくれる?何かあったときにね。
シーン:放射線技師は、太郎君の左手に黒い柔らかいボールのようなものを握らせる。
放射線技師:太郎君、今からベッドが上に上がるから、ちょっとガタガタと音がするけど、びっくりしないでね。
シーン:太郎君頷く。
放射線技師:うん。上に上がっていくよ。
シーン:ガタガタガタガタとベッドが音をたてる。
放射線技師:太郎君、お写真が撮れる準備ができました。
最後、先生と一つお約束。
今日撮る、MRIのお写真のことなんだけど、お顔を動かすとお写真がグチャグチャになっちゃうから、お顔はそのままじっとしていてね。
大丈夫かな?うん。
この後、位置を確認するために赤い光が出るからね、びっくりしないでね。
嫌だったら目をつぶっていてもいいからね。
は~い。じゃー行ってらっしゃい。
シーン:機械にうっすらと赤い光の線があたり、すぐに消え、太郎君を載せたベッドは、ドーナッツの穴のようなトンネルにゆっくりと入っていく。
MRIのトンネルに入っている太郎君。足元に母親が立ち、太郎君の足をなでている。
ナレーション:お父さんやお母さんに傍に居てもらうこともできますよ。
シーン:太郎君は一人でベッドに横になっている。
隣の部屋には放射線技師が座っている。
ナレーション:カメラマンは、隣のお部屋にいます。
放射線技師:じゃあ、太郎君、これから検査を始めるよ。
綺麗な写真が撮れるようにお顔をじっとしていてね。
シーン:太郎君は、MRIのトンネルに入っている。
検査が始まり、機械がカタカタ、ブーブーと大きな音を出す。
MRI検査室の隣の部屋にいる放射線技師がマイクを通して太郎君に声をかける。
放射線技師:太郎君、上手上手、じっとできてるね。その調子で続けてね。
シーン:MRIを撮影している映像。
ナレーション:沢山の写真を撮るので時間がかかります。
シーン:綺麗なMRI写真とブレている写真が表示される。
ナレーション:写真を撮っている間は、動かないことがとっても大事です。
動いてしまうと、綺麗な写真が撮れなくて、撮り直しになってしまいます。
じっとしたまま、ゆっくり音楽を聴いて休んでいてね。
シーン:30ふん、60ふんと書かれている時計の絵の間に、眠くなってあくびをしている男の子の絵が表示される。
ナレーション:眠くなっちゃって寝ちゃうお友達もいるよ。
終わりに近づいたら、放射線技師さんが後どのくらいか教えてくれるから、終わりと言われるまでは、じっとしていようね。
シーン:MRIの音が流れる。
MRI検査室の隣の部屋。技師がマイクを使って声をかける。
放射線技師:太郎君、あと、1曲で終わりだよ。
シーン:MRIの音が流れる。
放射線技師:はい、太郎君、上手に取れたから終わりにしようね。
シーン:太郎君と放射線技師は、MRI検査室の入り口のドアの前に立っている。
放射線技師:太郎君、ばっちり、じっとしていられたね。綺麗な写真がいっぱい撮れたよ。
じゃ、またね、ばいばい。
太郎君:ばいばい
シーン:太郎君と放射線技師はハイタッチをして手を振って別れる。
シーン:MRIけんさ むねのしゃしん
ナレーション:写真を撮る場所によってつけるものやトンネルの入り方が少し違うからお話するね。
シーン:足をMRIのトンネルの方に向けて、太郎君が横になっている。
体の上には、マットのようなものが掛かり、シートベルトを付けている。
両手は万歳をして、右手にブザーを持っている。
ナレーション:お腹や腰の写真を撮る時は、お腹に四角いマットみたいなものを乗せます。
トンネルには、足から入るよ。
シーン:足の方からトンネルに入っていく様子が映っている。
シーン:MRIけんさ あしのしゃしん
ナレーション:足の写真を撮るときは、足を専用のカメラに乗せて、ふたをします。
トンネルには足から入るよ。
シーン:2人の放射線技師がMRI室入口の前で立っている。
放射線技師:次は、君がMRI写真を撮る番だよ。
分からないことは何でも聞いてね。
お話はこれでおしまいです。
待っているよ~。
シーン:笑顔で手を振る。
テロップに「みてくれてありがとう」と書かれている。
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