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県中央部に位置し、肥沃(ひよく)な九十九里平野と北西部の丘陵(きゅうりょう)からなり、野菜や米、畜産(ちくさん)のほか、山武杉(さんぶすぎ)と呼(よ)ばれる高級な杉材(すぎざい)の生産なども行われています。また、九十九里沿岸(くじゅうくりえんがん)での漁業もさかんです。東金市を中心として商工業もさかんで、特(とく)にこの地域(ちいき)は、県都千葉市と他地域(たちいき)とを結ぶ地点として、道路網(どうろもう)の整備(せいび)なども進んでいます。海岸一帯にはたくさんの海水浴場があり、観光リゾート地としてもにぎわっています。
成田空港を見わたせる小高い丘(おか)の上にある、円筒(えんとう)をつなげたような、ユニークな形の博物館。1910年に日本で最初に飛んだアンリファルマン複葉機(ふくようき)の複製(ふくせい)をはじめ、ジャンボジェットのエンジン、実際(じっさい)のパイロットの飛行(ひこう)訓練用として使われていたシュミレーターなど、人間の「空を飛ぶ夢(ゆめ)」を実現(じつげん)させた装置(そうち)がたくさん展示(てんじ)されています。
JR・京成成田空港駅からバス
伊藤左千夫(いとうさちお)は1864年に現在(げんざい)の成東(なるとう)で生まれました。正岡子規(まさおかしき)に師事(しじ)し、アララギ派(は)の代表歌人として活躍(かつやく)し、「野菊(のぎく)の墓(はか)」などの小説(しょうせつ)も著(あらわ)した左千夫(さちお)の生家と茶室が保存(ほぞん)されています。また、生家の隣(となり)にある山武市(さんむし)歴史民俗(れきしみんぞく)資料館(しりょうかん)には民具や農耕具(のうこうぐ)などの民俗資料(みんぞくしりょう)などのほか、伊藤左千夫(いとうさちお)の使用した文具や直筆原稿(じきひつげんこう)などが展示(てんじ)されています。
JR成東駅(なるとうえき)から徒歩15分
大正9年に国の天然記念物(てんねんきねんぶつ)に指定された、約(やく)17,000平方メートルの湿原(しつげん)。近くを流れる作田川の水によって湿潤(しつじゅん)さが保(たも)たれ、モウセンゴケ、イシモチソウ、ミミカキグサなどのめずらしい食虫植物が群生(ぐんせい)しています。
JR成東駅(なるとうえき)からバス「殿台(とのだい)」下車徒歩(とほ)20分
かつては「武射(むしゃ)の国」として、500基(き)をこえる古墳(こふん)がつくられた芝山町(しばやままち)。古墳時代(こふんじだい)というひとつの時代にしぼり、「房総(ぼうそう)の古墳(こふん)とはにわ」について研究を深めている専門的(せんもんてき)な博物館(はくぶつかん)です。
JR総武本線(そうぶほんせん)松尾駅(まつおえき)または成田線成田駅(なりたせんなりたえき)からバス
旭市(あさひし)の刑部岬(ぎょうぶみさき)からいすみ市の太東岬(たいとうさき)までの約(やく)66キロメートルにわたって続く海岸線。白い砂浜(すなはま)と緑の松林(まつばやし)が弓状(ゆみじょう)に続き、雄大(ゆうだい)な景観(けいかん)を見せています。海岸一帯にはたくさんの海水浴場(かいすいよくじょう)があり、釣(つ)り、サーフィン、地曳網(じびきあみ)などが楽しめます。