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更新日:令和5(2023)年5月30日
ページ番号:19923
牧(まき)とは、牛や馬を放牧しておくための区域のことです。房総の牧の歴史は古く、古代から牧がありました。
江戸時代になると、幕府が直接管理して軍馬や乗用馬を生産する「小金牧」「佐倉牧」「嶺岡牧」の広大な三つの牧が設けられました。
これらの牧の一部は野馬土手(のまどて)や捕込(とっこめ)跡としてその名残を見ることができます。
馬は牧で放し飼いにされていましたが、牧場内の野馬を集める「野馬捕」によって良馬を選び、飼育調教されたのち、さらに選別されて江戸の厩に送られました。
八代将軍吉宗は積極的に牧の整備を行い、享保13年(1728年)にインド産の白牛3頭を輸入し、嶺岡牧で飼育して白牛酪(はくぎゅうらく)というバターのような乳製品を作らせました。白牛酪は牛乳とともに薬用として珍重されました。
これが日本酪農の始まりとされており、嶺岡は日本酪農発祥の地として県史跡に指定されています。
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