ここから本文です。

印刷

更新日:令和7(2025)年3月24日

ページ番号:749836

令和6年度第2回香取海匝地域保健医療連携・地域医療構想調整会議の開催結果

開催年月日及び時間

令和7年3月6日(木曜日)午後1時30分から午後3時29分

開催方法

オンライン(Web会議システムZoomを利用)

内容

議事

  • 外来医療の医療提供体制の確保について
  • 医療機関毎の具体的対応方針について
  • 非稼働病棟について
  • 千葉県立病院経営強化プランの策定について
  • 推進区域対応方針について

報告事項

  • 地域医療提供体制データ分析チーム構築支援事業について
  • 令和5年患者調査について
  • 在宅医療連携促進支援事業について
  • 新たな地域医療構想について
  • 次年度調整会議の予定について

開催結果

開催結果(PDF:159KB)

出席者

委員20名出席(うち1名代理出席)

管内11医療機関出席

議事概要

  • 外来医療の医療提供体制の確保について
    資料1により医療整備課地域医療構想推進室から説明。
    紹介受診重点医療機関となる、基準を満たし、かつ意向を有する旭中央病院について、反対の意見等はなかったため、紹介受診重点医療機関になることで協議が整った。

  • 医療機関毎の具体的対応方針について
    資料2により医療整備課地域医療構想推進室から説明。
    【質疑応答】
    [医療機関関係者]
    銚子市の回復期は銚子市立病院の30床ということで、回復期病床ができることに期待感があった。当院で脳梗塞になった方は今まで回復期やイムス佐原リハビリテーション病院に行っていたが、銚子市立病院に回復期ができるということで、ある程度、銚子市内で地域医療構想に沿った病床まわしができるのではないかと思っていた。実際に銚子市立病院に回復期ができたが、院内のベッドコントロール病床のような形になっていて、あまり急性期からの転院ということが行われていないような状態で、ちょっと期待と違ったなと思ったので、銚子市立病院の回復期病床の使い方を確認させていただきたい。
    [銚子市立病院]
    当院の回復期30床というのは来年度以降の検討課題で、現在は20床で運営している。この20床は、他からの紹介も受けているが、当院においても整形外科の手術、脳血管疾患の治療を行っており、その方が入院すると20床はすぐ埋まってしまう。現状、80%から90%ぐらいには埋まっているという状況にある。
    また、ここのところコロナの影響で、病床内で発生するとそこにいられないといった状況もあり、なかなか進んでないのが現状である。
    将来的には30床にして、少しでも周りからも受けられるように、整備に努めているところである。

  • 非稼働病棟について
    資料3により医療整備課医療指導班から説明。
    【質疑応答】
    [島田総合病院]
    当院の見通しを簡単に説明させていただくと、看護師不足は全然解消されておらず、場合によっては閉鎖する病床がまた出るかもしれない。現状使ってないところを使って、使っているところを使わないようにするような構想を練っているところで、見通しが完全に立ってないようなところがあるが、また決まればご報告させていただきたいと思っている。
    エ 千葉県立病院経営強化プランの策定について
    資料4により医療整備課地域医療構想推進室及び病院局経営管理課から説明。
    【質疑応答】
    [委員]
    佐原病院の隣には訪問看護ステーションがあるので、目標の中で、例えば在宅医療をもうちょっと強調した表現があるといいのではないか。そうすると、訪問看護ステーションと一緒になってやっていくという特徴が出てくると思うので、ご検討いただけるとありがたい。
    [病院局]
    佐原病院だけで対応していくということは難しいため、周辺の医療機関等と調整しながら、検討させていただきたい。

  • 推進区域対応方針について
    資料5-1、5-2により医療整備課地域医療構想推進室から説明。
    【質疑応答】
    [委員]
    資料5-2の2(3)のこれまでの地域医療構想の取組について、この会議では、平成30年度に病床機能の実態把握を行っており、どういう活動が病床でなされているかを診療報酬から推計した。そうすると、当圏域では、定量的基準に基づく病床機能報告の結果推計のように、必要病床数の割合に比較的近い形で、医療費で見ても、運用されていることがわかった。
    また、平成30年度、令和元年度には脳卒中ネットワークについて検討を行った。医療機関同士の連携や、医療機関と介護施設との連携等、病院間でも急性期と回復期の連携、救急隊との連携、あるいは、退院した方全員が急性期の病院の外来に戻ってきてしまうと、外来がパンクしてしまう等。各フェーズにおいて問題点を洗い出し、それを改善していこうということで、まとめたのが脳卒中ネットワークになる。これは、脳卒中を例として、医療のネットワークを考えた。
    そういう活動についても、差し支えなければ、これまでの取り組みのところに取り上げていただきたい。
    [医療整備課]
    今のご意見を踏まえて調整を進めていきたい
    [委員]
    この資料5-1の4ページでは、急性期の病床数は減っているが、必要病床数にはまだ達していないので、減らなさければいけないということかと思う。これに対して、5ページの右下の現場の感覚としては、香取海匝地域では、高度急性期・急性期に不足を感じている医療機関が多いとなっている。これをどのように考えたらいいか。また、国の方針で病床削減ありきではないということであれば、5ページの現場の声に対してどのように取り組んでいけばよいのかを伺いたい。
    [医療整備課]
    まず、この4ページの見方としては、この点線で囲んでいるところは、下の方に記載があるが、毎年、各医療機関から報告いただいている病床機能報告の数字を単純に積み上げたものになる。ただ、これは病棟単位で報告するもので、例えば、回復期と急性期が混在しているような病棟は、急性期として報告いただいているため、その病棟全部が急性期として計上されてしまう。そのため、実態を踏まえていないという意見を各県から国へ出したところ、国の方で、定量的基準というものを作って、実際の診療の状況に応じて、もう一度推計してみたらどうだろうかというものが、一番右側の令和5年度定量的基準推計値というグラフになる。病床機能報告の結果を見ると急性期がまだかなり多いというように見えるが、実際の診療の状況等を踏まえた定量的基準推計値を見ると、緑色の高度急性期と水色の急性期を足し上げた数字については、必要病床数とそんなに差がなく、すでに非常に近い状況になっている。これ以上減らす必要はないのではないかという見方ができると考えている。
    一方で、5ページについては、アンケートとして取らせていただいたもので、実際の先生方の肌感覚なのだろうと思っている。急性期的な病床については必要病床数に近づいているが、現場としてはやはり忙しい中でたくさんの患者さんが来られているという状況があるのだろうと考えている。
    こうした状況を踏まえて、先ほどの対応方針においても、例えば、不要・不急の救急搬送を減らすような啓発等の取り組みについても、記載させていた状況である。
    [会長]
    現在の急性期の病床としては、ちょうどいいということでよいか。
    [医療整備課]
    必要病床数については、現在の地域医療構想を策定した段階における将来の見込みの必要量になるので、この数だから適正であるかという判断も1つしなければならない部分があるかと思うが、この数字と定量的基準等を比較した場合においては、もうすでに同程度になっていることをお示ししている。

報告事項概要

  • 地域医療提供体制データ分析チーム構築支援事業について
    資料6により千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センターから説明。
    【質疑応答】
    [会長]
    43枚目のスライドで、現状の2)に在宅医療の需要は横ばいが見込まれとなっているが、年齢や平均寿命がピークアウトすると、将来的にはいずれ減少するのではないかと思うが、いかがか。
    [千葉大学医学部附属病院]
    ご指摘のとおりである。35枚目のスライドになるが、在宅医療の需要としては、現在の令和7年から令和12年までは緩やかに増えていって、令和22年に徐々に減少するというカーブになっている。この圏域は、比較的他の地域に比べると、この変化が緩やかであるので、このような記載とした。

  • 令和5年患者調査について
    資料7により地域医療構想アドバイザーから説明。

  • 在宅医療連携促進支援事業について
    資料8により医療整備課地域医療構想推進室から説明。

  • 新たな地域医療構想について
    資料9により医療整備課地域医療構想推進室から説明。

  • 次年度調整会議の予定について
    資料10により医療整備課地域医療構想推進室から説明。
    【質疑応答】
    [委員]
    受療率については、やはりこれからの医療を考える時に決定的な要素になる。特に、病院においては経営戦略に直結すると思う。受療率が動くということであれば、ぜひその情報はいただきたい。
    [地域医療構想アドバイザー]
    おっしゃる通り、重要なファクターだと思っている。県全体で見るとやはりぼやけてしまう。実は、全国の他の都道府県の傾向も一緒に比較しているが、千葉県とは異なる動きをしていることもある。千葉県の傾向が必ずしもどの県でも共通ではない。そういった意味で、おそらく千葉県の中でも、医療圏によってばらつきがあると考えると、その地域ではどうなのかという観点が、個人的に大事ではないかと思っているので、次回に向けて準備したいと思う。
    [委員]
    本圏域は旭中央病院を中心とした、いわゆる田舎型の、人口が段々減ってきて、若い人が減ってきてというような日本の一つの典型的な地域だと思うので、そこで何かモデルが作れたら良いのかなと考えていた。

配布資料

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部香取保健所総務企画課

電話番号:0478-52-9161

ファックス番号:0478-54-5407

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?