平成30年人口動態統計の概況（確定数）

人口動態調査の概要

1調査の目的

出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の人口動態事象を把握し、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的とする。

2調査の対象

「戸籍法」及び「死産の届出に関する規程」により届け出られた出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の全数を対象としているが、本概況では、平成30年に日本において発生した日本人の事件を客体とした。

3調査の期間

平成30年1月1日から同年12月31日

4調査の方法及び報告経路

市区町村長は、出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の届出を受けたときは、その届書に基づいて人口動態調査票を作成し、これを保健所長、都道府県知事を経由し、厚生労働大臣に送付する。

調査の方法及び報告経路

5結果の集計

厚生労働省において行い、本概況は本県の結果について、まとめたものである。

利用上の注意

(1)表章記号の規約

計数のない場合-
統計項目のありえない場合・
計数不明又は計数を表章することが不適当な場合…
比率が微小（0.05未満）の場合0.0
減少数（率）の場合△

(2)この概況に掲載している割合の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が「総数」に合わない場合がある。

(3)用語の解説

自然増減・・・・・・・・・出生数から死亡数を減じたもの

乳児死亡・・・・・・・・・生後1年未満の死亡

新生児死亡・・・・・・・生後4週未満の死亡

早期新生児死亡・・・生後1週未満の死亡

死産・・・・・・・・・・・・・妊娠満12週以後の死児の出産

周産期死亡・・・・・・・妊娠満22週以後の死産に早期新生児死亡を加えたもの

合計特殊出生率・・・15歳から49歳までの女子の年齢別出生率を合計したもの
（1人の女子が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当）

結果の概要

総覧

表1人口動態総覧

人口動態総覧
区分	「実数］平成30年(A)	「実数］平成29年(B)	差 A-B	［率］平成30年	［率］平成29年	平均発生間隔（時間：分：秒）平成30年	平均発生間隔（時間：分：秒）平成29年
出生	43,404	44,055	△651	7.1	7.2	12分7秒	11分56秒
死亡	59,561	59,013	548	9.7	9.6	8分50秒	8分55秒
乳児死亡	90	90	0	2.1	2.0	97時間20分0秒	97時間20分0秒
新生児死亡	49	40	9	1.1	0.9	178時間46分32秒	219時間0分0秒
自然増減	△16,157	△14,958	△1,199	△2.6	△2.4	-	-
死産	955	997	△42	21.5	22.1	9時間10分22秒	8時間47分11秒
周産期死亡	171	169	2	3.9	3.8	51時間13分42秒	51時間50分4秒
婚姻	28,202	28,692	△490	4.6	4.7	18分39秒	18分20秒
離婚	10,250	10,360	△110	1.67	1.69	51分17秒	50分45秒

注1）出生・死亡・自然増減・婚姻・離婚率は人口千対、乳児・新生児死亡率は出生千対、死産率は出産（出生＋死産）千対、周産期死亡率は出産（出生＋妊娠満22週以後の死産）千対である。
注2)平成16・18・21～29年の都道府県からの報告漏れによる再集計が行われたことにより、下線が引かれた数値について修正された。

図1出生率・死亡率・婚姻率・離婚率の推移
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出生

出生数は43,404人で前年より651人減少。

出生率は7.1で前年より0.1ポイント減少。全国の7.4を0.3ポイント下回った。

出生数は、第二次ベビーブーム（昭和48年：82,960人）をピ-クに減少した後、平成3年（54,187人）から増減を繰り返しながら減少傾向にあり、平成30年は43,404人（全国918,400人）で、前年の44,055人（全国946,146人）より651人減少（全国27,746人減少）しました。

出生率は、人口千人に対して（以下「人口千対」という。）7.1（全国7.4）で、前年の7.2（全国7.6）から0.1ポイント減少しました。また、全国の7.4を0.3ポイント下回りました。

表2母の年齢（5歳階級）別にみた出生数
母の年齢	平成26年	平成27年	平成28年	平成29年	平成30年	27-26年	28-27年	29-28年	30-29年
総数	46,749	47,014	45,387	44,054	43,404	265	△1,627	△1,333	△650
～14歳	2	2	3	3	0	0	1	0	△3
15～19	553	509	465	381	354	△44	△44	△84	△27
20～24	3,772	3,577	3,538	3,329	3,398	△195	△39	△209	69
25～29	11,925	11,771	11,144	11,067	10,654	△154	△627	△77	△413
30～34	16,837	17,274	16,663	16,348	16,056	437	△611	△315	△292
35～39	11,105	11,165	10,826	10,245	10,340	60	△339	△581	95
40～44	2,498	2,657	2,663	2,610	2,518	159	6	△53	△92
45～49	54	56	79	70	78	2	23	△9	8
50歳～	3	2	6	1	6	△1	4	△5	5
不詳	0	1	0	0	0	1	△1	0	0

注）平成29年以前の値は報告漏れを反映したものではありません。

表3母の年齢（5歳階級）別にみた出生数の構成割合

母の年齢	～14歳	15～19	20～24	25～29	30～34	35～39	40～44	45～49	50歳～
構成割合	0.0%	0.8%	7.8%	24.5%	37.0%	23.8%	5.8%	0.2%	0.0%

合計特殊出生率（一人の女性が一生の間に生む子供の数を表す）は、昭和51年に2.0を下回り、平成15年に1.20となったのちに平成16年から上昇し、平成22年以降はほぼ横ばいで推移しています。

平成30年は1.34で、前年と変わりはありませんでした。全国の合計特殊出生率は1.42であり、千葉県は40位となっています。（表6）

図2出生数、合計特殊出生率の年次推移

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死亡

死亡数は59,561人で前年より548人増加。

死亡率は9.7で前年より0.1ポイント増加。全国の11.0を1.3ポイント下回った。

死亡数は、昭和50年代から増加傾向で推移しており、平成30年は、59,561人（全国1,362,470人）で、前年の59,013人（全国1,340,567人）より548人増加（全国21,903人増加）しました。(表5）

死亡率（人口千対）は9.7（全国11.0）で、前年の9.6（全国10.8）から0.1ポイント増加しました。また、全国の11.0を1.3ポイント下回りました。

死因順位をみると、第1位は悪性新生物（死因構成割合28.5％）、第2位は心疾患（15.7％）、第3位は肺炎（7.7％）（全国(1)悪性新生物（27.4％）(2)心疾患(15.3％）(3)老衰（8.0％）)となっています。

これら上位3死因が全死亡数に占める割合は、51.9％（全国50.7％）となっています。

表4主要死因別死亡数及び構成割合

死因	千葉県平成30年死亡数	千葉県平成30年構成割合	千葉県平成29年死亡数	千葉県平成29年構成割合	全国平成30年死亡数	全国平成30年構成割合
1悪性新生物	16,993	28.5	17,222	29.2	373,584	27.4
2心疾患	9,346	15.7	9,347	15.8	208,221	15.3
3老衰	4,567	7.7	4,131	7.0	109,605	8.0
4脳血管疾患	4,600	7.7	4,706	8.0	108,186	7.9
5肺炎	4,606	7.7	4,598	7.8	94,661	6.9
6不慮の事故	1,488	2.5	1,482	2.5	41,238	3.0
7誤嚥性肺炎	1,374	2.3	1,270	2.2	38,460	2.8
8腎不全	940	1.6	963	1.6	26,081	1.9
9血管性及び詳細不明の認知症	735	1.2	764	1.3	20,521	1.5
10自殺	1,029	1.7	990	1.7	20,031	1.5
11糖尿病	711	1.2	718	1.2	14,181	1.0
その他	13172	22.1	12,818	21.7	307,701	22.6
計	59,561	100.0	59,009	100.0	1,362,470	100.0