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更新日:令和6(2024)年12月2日

ページ番号:4141

昭和25年千葉県衛生年報

千葉県管内全図

図表

まえがき

目次

第一章 概説

第一 衛生部の沿革…1

第二 衛生行政機構…2

第三 関係各廨、団体、委員会、協議会…2

その1 各廨…2

その2 関係団体、委員会、協議会…3

第四 衛生部各課の事務分掌…4

第二章 衛生統計表

第一 人口静態統計…6

第1表 都道府県別人口…6

その1…6

その2…7

第1図 都道府県別人口順位…8

第2図 都道府県別人口密度…8

第2表 千葉県人口累年比較…9

第3表 千葉県人口の年令別構成…10

その1…10

その2…10

第4表 市郡別面積人口及び世帯数(総括)…11

第3図 市郡別人口…12

第5表 保健所別面積人口及び世帯数…12

第4図 保健所別人口…12

第6表 市町村別人口及び世帯数(エクセル:90KB)…13

第二 人口動態統計…19

昭和25年人口動態統計概要…19

第7表 月別出生率…21

第8表 月別死亡率…21

第9表 月別死産率…21

第10表 月別婚姻率…22

第11表 月別離婚率…22

第5図 月別出生率…23

第6図 月別死亡率…23

第7図 月別死産率…23

第8図 月別婚姻率…23

第9図 月別離婚率…23

第12表 年次別人口動態…24

第13表 月別人口動態(総括)…25

第14表 保健所別人口動態(総括)…25

第15表 市郡別人口動態(総括)…26

第16表 市郡別人口動態比率…27

第10図 市郡別出生率…28

第11図 市郡別死亡率…28

第12図 市郡別乳児死亡率…28

第13図 市郡別死産率…28

第14図 市郡別婚姻率…28

第15図 市郡別離婚率…28

第16図 主要死因別死亡数…29

第17表 年次別主要死因別死亡の比較…31

第18表 月別主要死因別死亡者数…31

第17図 月別主要死因別死亡数…32

第19表 主要死因別(一才未満)死亡者数の比較…33

第20表 月別主要死因別(一才未満)死亡者数…33

第18図 主要死因別(一才未満)死亡者数…34

市町村別人口動態(エクセル:179KB)(原本にはありません)

第21表 市町村別 月別出生数…35

第22表 市町村別 月別死亡者数…41

第23表 市町村別 月別死産胎数…47

第24表 市町村別 月別婚姻件数…53

第25表 市町村別 月別離婚件数…59

第26表 都道府県別人口動態統計実数及び率…65

第19図 都道府県別出生率…66

第20図 都道府県別死亡率…66

第21図 都道府県別乳児死亡率…66

第22図 都道府県別死産率…66

第23図 都道府県別婚姻率…67

第24図 都道府県別離婚率…67

第27表 月別死産完全性調査…68

第28表 保健所別死産完全性調査…68

第三 伝染病統計…69

第29表 累年法定伝染病患者死者数(総括)…69

第30表 累年月別法定伝染病患者死者数…70

第25図 月別赤痢疫痢発生数…74

第26図 月別腸チフス患者発生数…74

第27図 月別パラチフス患者発生数…74

第28図 月別しょう紅熱患者発生数…74

第29図 月別ジフテリヤ患者発生数…74

第30図 月別流行性脳脊髄膜炎患者発生数…74

第31表 市郡別法定伝染病患者死者数(総括)…75

第32表 年次別法定伝染病罹患率…76

第31図 赤痢、腸チフス、疫痢(再掲)パラチフス累年罹患率…77

第32図 ヂフテリヤ、しょう紅熱、流行性脳脊髄膜炎累年罹患率…77

第33表 市郡別法定伝染病罹患率…78

第33図 赤痢、疫痢(再掲)腸チフス罹患率…78

第34図 ヂフテリヤ、しょう紅熱、流脳罹患率…78

第34表 年次別法定伝染病死亡率…79

第35表 法定伝染病累年致命率…80

第35図 赤痢、疫痢(再掲)腸チフス、パラチフス累年致命率…80

第36図 ヂフテリヤ、流脳、しょう紅熱累年致命率…80

第36表 累年届出伝染病患者死者数…81

第37図 ましん、百日咳、破傷風、肺炎、トラコーマ月別患者発生数…84

第37表 市郡別届出伝染病患者死者数(総括)…85

第38表 月別市郡別法定伝染病届出伝染病患者死者数…86

第39表 市郡別ましん、百日咳、傷破風、肺炎、トラコーマ罹患率…107

第38図 ましん、百日咳市郡別罹患率…107

第39図 市郡別肺炎罹患率…107

第40表 月別年令階級別結核死亡数…108

第40図 5才階級別、男女別結核死亡者数…108

第41表 年次別都道府県別結核死亡者数…109

第42表 市郡別結核罹患率、死亡率…110

第41図 市郡別結核罹患率…111

第42図 市郡別結核死亡率…111

第43表 年次別都道府県別結核死亡率…112

第43図 累年結核死亡率…111

第44表 累年性病患者発生数…113

第45表 月別性病患者発生数(総括)…113

第46表 市郡別性病患者発生数(総括)…114

第44図 性病患者発生数…115

第45図 男女別性病罹患率…115

第47表 月別市郡別性病患者発生数…116

第48表 年令別性病患者発生数…120

第49表 職業別性病患者数…120

第46図 職業別性病罹患率…120

第50表 性病に関する調査…121

その1 性病感染源調査…121

その2 小児淋疾の調査…121

その3 公的施設における患者来診状況…121

第51表 伝染病発生について全国との比較一覧表…121

第四 病院統計…122

第52表 病院月報…122

第53表 病院一覧表…124

第54表 無医村一覧表…126

第五 保健所統業務統計…127

第55表 保健所事業成績…127

第三章 衛生関係業務統計

第56表 埋火葬…131

その1…131

その2…131

第57表 優生保護法…131

その1…131

その2…131

第58表 優生保護法第12条の規程による任意の人口妊娠中絶実施件数…131

第59表 理髪及び美容…132

第60表 公衆浴場…132

第61表 ホテル旅館及び下宿…132

第62表 興行場…132

第63表 食中毒…133

その1…133

その2…133

第64表 食品衛生関係営業所状況調…134

第65表 食品衛生関係事業所…134

その1…134

その2…135

その3…135

第66表 牛乳…135

その1…135

その2…135

その3…135

第67表 へい獣…136

その1…136

その2…136

第68表 屠畜及び屠場…136

その1…136

その2…136

その3…136

第69表 栄養士…137

その1…137

その2…137

第70表 汚物掃除…137

第71表 水道…137

第72表 下水道…138

第73表 あんま、はり、きゅう師及び柔道整復師…138

第74表 医師…139

その1…139

その2…139

第75表 歯科医師…139

その1…139

その2…139

第76表 病院…140

第77表 国立病院…140

第78表 公立病院…140

第79表 公益法人立病院…140

第80表 私立病院…140

第81表 診療所…141

第82表 歯科診療所…141

第83表 助産所…141

第84表 歯科疾患集団検診成績…141

第85表 保健婦…141

その1…142

その2…142

第86表 助産婦…142

第87表 看護婦及び看護人…142

第88表 トラホーム検診成績…142

第89表 性病病院診療所…142

第90表 性病検査…142

第91表 伝染病院、隔離病舎、隔離所及び消毒所…143

その1…143

その2…143

その3…143

第92表 種痘検診成績…143

第93表 試験検査及び研究…144

その1…144

その2…144

第94表 資格別薬剤師数…144

第95表 薬局…145

第96表 国民栄養調査成績…145

その1…145

その2…145

その3…145

その4…145

第97表 給食施設…146

その1…146

その2…146

附録

第二 人口動態統計

昭和25年人口動態概要

(1)出生

昭和25年における本県の出生総数は58,275人で前年の68,116人より9,841人少い。これを人口1,000対の生出率でみると27.2で昨年の33.1より5.9減少し昭和22年の35.0よりは22.3%減少し、これを昭和9年~18年10年間の中央値30.6に比べてもかなり下廻っており、戦後出生率の急激な増加も漸く戦前の状態に復帰してきた。

出生率を市郡別にみると海上郡の31.5が昨年と同様最高で香取郡の30.8東葛飾郡の30.3銚子市の29.6の順に高く最低は市川市の23.6千葉市の24.8船橋市の25.7の順で概して市部(平均26.0)より郡部(平均28.1)に高率である。又性別に出生数をみると、人口動態月報の計数によれば男児出生数は30,016人女児28,562人で出生性比(女児100に対する男児の割合)は、105.1(全国106.0)で昭和24年104.6(全国104.7)に比し稍男児の割合が多い。

(2)死亡

昭和25年千葉県の死亡総数は26,330人で昭和23年の26,211人に対しては119人24年の26,037人に比べては293人のそれぞれ増加となっている。

人口1,000対の死亡率についてみると12.3で昭和元年以降における最低の死亡率を示した。昭和24年の11.9より稍増加したのは注目すべきことである。而しこれを昭和9年~18年10ヶ年間の中央値18.7に比べるとかなり低率である。

市郡別に死亡率をみると最高は野田市の15.0(年換算)次いで安房郡13.9海上郡の13.7夷隅郡の13.6の順で最低は船橋市の9.9次に松戸市10.5市川市10.6木更津市11.5となり市部が郡部に比し低率であるのは市部郡部の衛生状態の懸隔を反映しているのではなからうか。

又主要死因別に死亡者をみると、最も多いのが頭蓋内血管の損傷3,583人で本県において昭和22年、23年、24年、と引つゞき首位を占めている。次に全結核2,906人(内呼吸、器結核2,487人)老衰2,265人悪性新生物1,825人心臓の疾患1,682人、肺炎1,507人、賢炎及びネフローゼ1,164人の順になっている。

又昨年に比較して死亡数の増加した死因は日本脳炎63.2%赤痢50.6%早産29.9%流行性脳脊髄膜炎21.4%下痢腸炎(2才以上)17.4%百日咳14.7%先天性奇型10.8%自殺10.2%頭蓋内血管の損傷6.8%賢炎7.6%とそれぞれ増加しているが他の大部分の死因については減少している。次に乳児死亡数は昭和25年については、3,890人で昭和24年の4,278人よりは379人の減少昭和23年の4,361人よりは462人の減少である。

出生1,000対の乳児死亡率でみると、昭和22年77.4 23年64,8 24年62.8と漸次低下の一途を辿っていたが昭和25年は66.9と稍上昇したのは注目に値する。

死因別に乳児死亡の状況をみると、早産749人が第1位を占め、肺炎の682人は昭和24年と同様第2位となり昨年第1位であった先天性弱質は666人で第3位となっている。

又下痢腸炎は昭和24年と同じく第4位となり、この4大死因で全乳児死亡数の63%を占めている。又死因別乳児死亡率を昨年と対比すると、先天性弱質13.2が12.9に減じ肺炎10.9が11.7に早産7.7が11.4にそれぞれ増加し下痢腸炎7.2が6.2に減少している。最後に死亡率を都道府県別に観察すると最高率県は石川、徳島の両県で、ともに13.3青森13.1岩手13.0島根、大分12.8富山12.7福井12.6千葉12.3の順で本県は高率県に属する。

低率県は東京8.4を首位に、神奈川8.9大阪9.4京都9.8等の順となって大都市を含む府県に低率である。

(3)自然増加

出生数から死亡数を差引いた差である自然増加の状態をみると、昭和25年は、31,945人であって、昭和22年43,175人23年41,115人24年42,079人に比し逐年自然増加数は減少を来している。

又これを人口1,000対の自然増加率でみると、14.9で昭和22年20.4 23年19.224年19.2とその低下は著しいが戦前の昭和元年~12年の7.2~14.8に比ベるとまだ高率である。

以上のことを分り易く表現すると、昭和25年中に千葉県において9.0分に1人宛出生し(昭和24分7.7分)20.2分毎に1人死亡する(昭和24年20.2分)ことになる。

従って16.5分たつと(昭和24年12.5分)1人の割合で人口が増加していることになる。つまり昭和25年中に千葉県では佐原市と小見川町とを合せたと同じ市町村が一つ殖えたことになる。

(4)死産

昭和25年の本県における死産胎数(妊姙4ヶ月以上)は4,394胎で昭和23年3,488胎よりは906胎24年4,149胎よりは245胎の増加となっている。

出産(出生+死産)1,000対の死産率では70.1となり、昭和22年41.0 23年49.2 24年57.4と毎年飛躍的な増加の一途たどっている。

これを自然の原因による死産と人工妊娠中絶による死産とに分けて観察してみると、出産1,000対の自然死産率では24年の39.9から25年の45.3と約11.9%増加しているに過ぎないが、人口妊姙中絶率では、昭和24年16.3から25年24.7と51.5%も上昇している。全死産中人口妊娠中絶の占める割合は24年28.3%であったものが、25年は35.2%と著しく増加している。

次に市郡別に死産率をみると、木更津市が142.4で昭和23、24年とも連続最高率を記録し、館山市の109.8千葉市の101.1の順に高いのは昨年と同様である。

最も低いのは君津郡の41.9で昨年同様最低率を示し海上郡の45.7千葉郡の48.8の順に低率である。

概して市部に著しく高率(平均115.2)で郡部(平均62.9)に低率である。

府県別に死産率を観察すると、最高は鳥取128.9次で大阪108.3長野103.8宮崎102.6京都101.7岡山101.6等の順に高く、最低は千葉70.1栃木70.1で北海道71.6鹿児島71.6石川71.9埼玉72.5等の順に低く、本県は全国最低の死産率である。

(5)婚姻

昭和25年における本県の婚姻数は17,590件で昭和23年の22,615件よりは5,025件、又昭和24年20,246件よりは2,656件のそれぞれ減少である。

人口1,000対の婚姻率では8.2で昭和22年の11.4に対し28.1%23年の10.6に対しては、22.6%24年の9.2に対し、10.9%の減少であって、これは戦後の特殊な婚姻増加の状態から、漸次平常の状態の復帰してきた現れであらう。

婚咽率を市郡別にみると、最高は匝瑳郡の9.6で以下山武郡の9.1香取海上の9.0の順になっている。

最低は市川市の5.3船橋市の6.1千葉市の6.5等で市部平均6.8に対し郡部平均は8.6で概して郡部において高率である。

府県別に婚姻率を観察すると、概ね地域による著しい差異は認められないが、一般に東北地方に高率で、京浜、京阪神地方に低率である。本県は全国平均8.6より稍低く、全国順位38番である。

(6)離婚

昭和25年における本県の離婚総数は1,654件で昭和23年の1,598件より56件24年の1,614件よりは40件それぞれ増加している。

人口1,000対の離婚率では0.77で昭和22年の0.72 23年0.75 24年0.74に比し、逐年や、増加の傾向にある。

市郡別にみると、高率地域は、匝瑳郡1.1安房郡1.0等で低率地域は、君津、市原千葉郡0.6である。

府県別に離婚率を観察すると、一般に中国、四国地方に高く、関東地方に低い。

本県は全国最低の茨城0.70埼玉0.72長崎0.73滋賀0.76に次いで低率県となっている。

※統計表の電子データは、当課に備えてあります。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康福祉指導課企画情報班

電話番号:043-223-2607

ファックス番号:043-222-6294

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