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ホーム > くらし・福祉・健康 > 健康・医療 > 保健医療政策 > 地域医療への支援 > 終末期医療等に関する高齢者向け啓発プログラムの開発、実施事業 > 終末期医療のあり方について(平成26年度インターネットアンケート調査結果)
更新日:令和6(2024)年8月6日
ページ番号:19824
高齢者人口が急増する中、誰もが自分らしい最期の迎え方について考え、家族や身近な人たちと話し合うことの重要性が高まっています。
そこで、県では、医療・介護提供体制の整備とともに、県民のみなさまが終末期(※)の過ごし方について考え、話し合える環境づくりに努めているところです。平成24年度にはアンケート調査を行い、平成25年度から具体的な啓発活動を実施しています。今回は、さらに効果的な事業展開を図るために、事業実施後の状況を把握したいと考え、調査を実施しました。
※終末期:本調査では、「高齢で身体の衰えが進み、かかっている病気について、可能な限りの治療によっても回復の見込みがなく、さらに病状が進行することが明らかとなり、近い将来の死が避けられないような状態」という意味で使用しています。
アンケート調査協力員1,602人
平成27年2月4日~2月17日
インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答
アンケート調査協力員1,602人のうち227人が回答(回答率14.2%)
居住地域については、『千葉地域』が32.6%と最も多く、次いで『葛南地域』が26.4%となりました。
千葉地域 | (千葉市、市原市) |
---|---|
葛南地域 | (市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市) |
東葛飾地域 | (松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市) |
北総地域 | (銚子市、成田市、佐倉市、旭市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、匝瑳市、香取市、酒々井町、栄町、神崎町、多古町、東庄町) |
東上総地域 | (茂原市、東金市、勝浦市、山武市、いすみ市、大網白里市、九十九里町、芝山町、横芝光町、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町) |
南房総地域 | (館山市、木更津市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、南房総市、鋸南町) |
年齢については、『60歳~69歳』が31.3%と最も多く、次いで『40歳~49歳』が23.8%となりました。
性別については、『男性』が68.3%、『女性』が31.7%となりました。
自分が最期を迎えたい場所についてたずねたところ、『自宅で最期まで療養したい』が35.7%と最も多く、次いで『医療機関に入院して最期を迎えたい』が27.8%、『わからない』が20.3%、『介護保険施設(特別養護老人ホーム・介護老人保健施設など)に入所して最期を迎えたい』が10.1%、『その他』が6.2%でした。
また、『その他』の答えの中には、「ホスピス」、「自宅だと家族に迷惑がかかる」、「自身や家族のその時の状況により決めたい」などの意見がありました。
自分に対する延命治療についてたずねたところ、『延命治療を望まない』が64.8%と最も多く、次いで『どちらかというと延命治療を望まない』が25.1%、『わからない』が6.2%、『延命治療を望む』が4.0%でした。
家族のために良いと考えられる最期を迎える場所についてたずねたところ、『自宅で最期まで療養する』が38.8%と最も多く、次いで『医療機関に入院して最期を迎える』が33.9%、『わからない』が13.7%、『介護保険施設(特別養護老人ホーム・介護老人保健施設など)に入所して最期を迎える』が7.9%、『その他』が5.7%でした。
また、『その他』の答えの中には、「本人が望む場所が良いと思う」、「その時点の本人や自分の状態による」、「自宅だと怖いと思うかもしれない」などの意見がありました。
家族に対する延命治療についてたずねたところ、『延命治療を望まない』が42.3%と最も多く、次いで『どちらかというと延命治療を望まない』が36.1%、『わからない』が11.0%、『延命治療を望む』が10.6%でした。
延命治療に対する家族との話し合いについてたずねたところ、『話し合ったことがある』が50.7%と最も多く、次いで『全く話し合ったことがない』が40.1%、『充分に話し合っている』が9.3%でした。
延命治療に対する医療従事者との話し合いについてたずねたところ、『全く話し合ったことがない』が90.7%と最も多く、次いで『話し合ったことがある』が7.9%、『充分に話し合っている』が1.3%でした。
終末期に自分自身が受ける医療の決定に関する意思表示を、書面やカードで用意しているかをたずねたところ、『いいえ』が87.2%、『はい』が12.8%でした。
自分自身が受ける医療の決定に関する書面による意思表示についてたずねたところ、『示したい』が65.2%と最も多く、次いで『わからない』が27.8%、『示したくない』が4.0%、『その他』が3.1%でした。
また、『その他』の答えの中には、「日頃から家族に言葉で伝えているので書面にする必要は感じない」、「家族に全面的に委ねるので、書面等でその判断を制約したくない」、「その立場になって家族や医者と話しをしてどう思うかはわからない」などの意見がありました。
※たくさんのご意見ありがとうございました。みなさまからいただいたご意見は、今後、啓発事業の推進に役立ててまいります。
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