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更新日:令和4(2022)年10月25日
ページ番号:3786
今後高齢化が進展し、医療・介護サービスの需要が増大していく中で、患者それぞれの状態にふさわしい良質かつ適切な医療を効果的かつ効率的に提供する体制を構築することが求められています。
そのためには、医療機能の分化・連携を進め、各医療機能に応じて必要な医療資源を適切に投入し、入院医療全体の強化を図ると同時に、退院患者の生活を支える在宅医療及び介護サービス提供体制を充実させていくことが必要です。
こうしたことから、千葉県では平成28年3月、2025年における医療機能ごとの需要と必要量を含めその地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化と連携を適切に推進するための地域医療構想を策定しました。
医療機能の分化と連携を推進するに当たっては、地域の医療機関が担っている医療機能の現状把握、分析を行う必要があります。
そのために必要なデータを収集するため、医療機関がその有する病床(一般病床及び療養病床)において担っている医療機能を自ら選択し、病棟単位を基本として都道府県に報告する仕組みが平成26年に導入されました。
また、医療機能の報告に加えて、その病棟にどんな設備があるのか、どんな医療スタッフが配置されているのか、どんな医療行為が行われているのか、についても報告することとしています。
報告された情報を公表し、地域医療構想とともに示すことにより、地域の医療機関や住民等が、地域の医療提供体制の現状と将来の姿について共通認識を持つことができます。また、医療機関の自主的な取組及び医療機関相互の協議によって、医療機能の分化・連携が進められるようになります。
医療機関が報告し、都道府県が2025年の必要量を定めることとなる医療機能は、次の4つの区分です。
医療機能の名称 | 医療機能の内容 |
---|---|
高度急性期 |
※高度急性期機能に該当すると考えられる病棟の例 救命救急病棟、集中治療室、ハイケアユニット、新生児集中治療室、新生児治療回復室、小児集中治療室、総合周産期集中治療室であるなど、急性期の患者に対して診療密度が特に高い医療を提供する病棟 |
急性期 |
|
回復期 |
|
慢性期 |
|
2015年7月1日時点の機能として、各医療機関が自主的に選択した機能(※)の状況です。
県全域における病床機能別病床数の推移
病院における二次保健医療圏別の人口10万人当たり病床数の分布と医療機能別の病床割合(2015年)
二次保健医療圏 |
市町村名 |
全体 |
高度急性期 |
急性期 |
回復期 |
慢性期 | 休棟等 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉医療圏 | 千葉市 | 7,927床 |
1,028床 |
4,289床 |
884床 |
1,650床 |
76床 |
東葛南部医療圏 | 市川市・船橋市・習志野市・八千代市・鎌ケ谷市・浦安市 | 10,962床 |
1,541床 |
5,875床 |
1,257床 |
2,131床 |
158床 |
東葛北部医療圏 | 松戸市・野田市・柏市・流山市・我孫子市 | 9,513床 |
1,027床 |
5,781床 |
901床 |
1,754床 |
50床 |
印旛医療圏 | 成田市・佐倉市・四街道市・八街市・印西市・白井市・富里市・酒々井町・栄町 | 5,310床 |
275床 |
3,169床 |
222床 |
1,548床 |
96床 |
香取海匝医療圏 | 銚子市・旭市・匝瑳市・香取市・神崎町・多古町・東庄町 | 3,233床 |
64床 |
1,875床 |
243床 |
887床 |
164床 |
山武長生夷隅医療圏 | 茂原市・東金市・勝浦市・山武市・いすみ市・大網白里市・九十九里町・芝山町・横芝光町・一宮町・睦沢町・長生村・白子町・長柄町・長南町・大多喜町・御宿町 | 3,315床 |
20床 |
1,463床 |
405床 |
1,335床 |
92床 |
安房医療圏 | 館山市・鴨川市・南房総市・鋸南町 | 2,133床 |
153床 |
1,164床 |
99床 |
701床 |
16床 |
君津医療圏 | 木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市 | 2,338床 |
492床 |
902床 |
142床 |
800床 |
2床 |
市原医療圏 | 市原市 | 2,042床 |
64床 |
1,398床 |
350床 |
182床 |
48床 |
県全体計 | 46,773床 |
4,664床 |
25,916床 |
4,503床 |
10,988床 |
702床 |
※機能ごとの明確な基準が示されていないため、各医療機関の判断に基づくものです。
2015年7月1日時点から6年経過した時点の機能の予定として、各医療機関が自主的に選択した機能(※)の状況です。
二次保健医療圏 |
市町村名 |
全体 |
高度急性期 |
急性期 |
回復期 |
慢性期 |
休棟等 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉医療圏 | 千葉市 | 7,855床 |
1,040床 |
4,184床 |
888床 |
1,725床 |
18床 |
東葛南部医療圏 | 市川市・船橋市・習志野市・八千代市・鎌ケ谷市・浦安市 | 11,070床 |
2,169床 |
5,466床 |
1,431床 |
2,004床 |
0床 |
東葛北部医療圏 | 松戸市・野田市・柏市・流山市・我孫子市 | 9,475床 |
1,247床 |
5,623床 |
888床 |
1,717床 |
0床 |
印旛医療圏 | 成田市・佐倉市・四街道市・八街市・印西市・白井市・富里市・酒々井町・栄町 | 5,298床 |
827床 |
2,552床 |
389床 |
1,530床 |
0床 |
香取海匝医療圏 | 銚子市・旭市・匝瑳市・香取市・神崎町・多古町・東庄町 | 3,182床 |
64床 |
1,791床 |
380床 |
868床 |
79床 |
山武長生夷隅医療圏 | 茂原市・東金市・勝浦市・山武市・いすみ市・大網白里市・九十九里町・芝山町・横芝光町・一宮町・睦沢町・長生村・白子町・長柄町・長南町・大多喜町・御宿町 | 3,270床 |
20床 |
1,559床 |
424床 |
1,253床 |
14床 |
安房医療圏 | 館山市・鴨川市・南房総市・鋸南町 | 2,130床 |
153床 |
1,145床 |
99床 |
733床 |
0床 |
君津医療圏 | 木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市 | 2,300床 |
492床 |
923床 |
142床 |
743床 |
0床 |
市原医療圏 | 市原市 | 1,994床 |
64床 |
1,398床 |
350床 |
182床 |
0床 |
県全体計 |
46,574床 |
6,076床 |
24,641床 |
4,991床 |
10,755床 |
111床 |
(注)圏域の設定が現在と変わらないとした場合
※機能ごとの明確な基準が示されていないため、各医療機関の判断に基づくものです。
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