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報道発表案件

更新日:令和7(2025)年1月28日

ページ番号:734517

交通分野で初の国登録有形民俗文化財に! 利根川流域の繁栄を支えた水運の歴史を伝える川船資料

発表日:令和7年1月28日
県立中央博物館

県立中央博物館・同大利根分館・県立関宿城博物館が収集し調査・研究を続けてきた「利根川中下流域の川船及び関連用具」が、交通分野として初となる国の登録有形民俗文化財に登録するよう答申がありました(令和7年1月24日答申)。
利根川流域は江戸時代以来、銚子から江戸、北関東一円をつなぐ水運によって繁栄しました。利根川高瀬船をはじめとするこれらの資料群は、陸上輸送が発達する以前の交通・運輸の歴史を今に伝える貴重な資料として認められました。
登録を記念して、県立中央博物館では明日1月29日(水曜日)から3月9日(日曜日)まで、利根川高瀬船を紹介するパネルの展示を行うほか、令和7年秋には関連資料の展示も予定しています。

開催日時

令和7(2025)年1月29日 (水曜日) から令和7(2025)年3月9日 (日曜日) 開館時間:午前9時から午後4時30分(入園は午後4時まで)
休園日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)

開催場所

名称 千葉県立中央博物館
住所 千葉県千葉市中央区青葉町955-2
電話 043-265-3111
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内容

資料の概要

資料の名称

利根川中下流域の川船及び関連用具

員数

656点

登録の種別

交通・運輸・通信に用いられるもの

登録基準

有形の民俗文化財の収集であって、その目的、内容等が歴史的変遷、時代的特色、地域的特色、技術的特色、生活様式の特色又は職能の様相を示すもの

資料の特徴

千葉県の北縁を流れる利根川、その流域は江戸時代以来、銚子から江戸、また北関東一円をつなぐ舟運によって繁栄しました。舟運の発達が流域の醸造業など産業の発展を促し、それにより佐原や木下といった大小の河岸が形成されるとともに、さまざまな物資や人を運ぶ多様な形や大きさの川船が造られ、多数の船が往来しました。
利根川高瀬船は、江戸時代から昭和30年代まで長距離輸送で活躍しました。また、利根川の支流や湖沼の周囲では、サッパ舟などと呼ばれる小型船が人々の日常生活に欠かせない交通手段でした。
本資料は、県立中央博物館・同大利根分館・県立関宿城博物館で収集、調査・研究を続けてきたもので、高度経済成長期以前の利根川中下流域の水運を今に伝える貴重な資料として認められました。

今回登録された主な川船と関連用具

費用

入館料 一般300円、高校・大学生150円
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料