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報道発表案件

更新日:令和6(2024)年5月29日

ページ番号:671349

千葉県中山間地等の孤立集落発生の可能性に関する状況調査の結果について

発表日:令和6年5月29日
防災危機管理部危機管理政策課

令和6年能登半島地震では多数の孤立集落が発生しました。本県も半島という共通の地理的特性を有していることから、災害時に孤立する可能性のある集落を把握するために調査を実施し、その結果を取りまとめましたのでお知らせいたします。

1.調査内容

  • 県内の孤立可能性のある集落の把握
  • 孤立可能性のある集落における防災対策の状況の把握(避難施設の状況、情報通信手段の整備状況等)

2.調査対象とした集落

農林業センサス(2020年)における農業集落のうち、農業地域類型が「中間農業地域」及び「山間農業地域」の集落、また、漁業センサス(2018年)における全ての漁業集落

3.調査方法

平成25年度の国の調査手法を参考に、県内対象市町村に対し、集落の孤立可能性の有無を調査

4.孤立可能性のある集落数

農業集落

区分 集落数 割合
可能性有り 468 58.7%
可能性無し 329 41.3%
797 -

漁業集落

区分 集落数 割合
可能性有り 64 36.4%
可能性無し 112 63.6%
176 -

5.孤立可能性のある集落についての調査結果概要

農業集落

  • 孤立可能性のある集落が交通途絶となる要因としては、ほとんどが「地震、風水害に伴う土砂災害による道路構造物の損傷、道路構造物への土砂堆積」であり、それ以外には「液状化」(約20%)や「津波」(約13%)が挙げられている。
  • 孤立可能性のある集落の中で避難所があるのは約35%となっている。そのうち、耐震性があると確認されているのは約54%であり、非常電源が確保されているのは約23%となっている。
  • 孤立可能性がある集落内で飲料水の備蓄が確認されているのは約11%であり、食料の備蓄とトイレの備蓄もそれぞれ約10%程度となっている。
  • 情報通信手段については、約81%の集落で整備されている。
  • 漁業集落

  • 孤立可能性のある集落が交通途絶となる要因としては、約83%が「津波による浸水、道路構造物の損傷、流出物の堆積」であり、「土砂災害による道路構造物の損傷等」は約70%、「液状化」が約45%となっている。
  • 孤立可能性のある集落の中で避難所があるのは約58%となっている。そのうち、耐震性があると確認されているのは約92%であるが、非常電源が確保されているのは約14%となっている。
  • 孤立可能性がある集落内で飲料水の備蓄が確認されているのは約25%であり、食料とトイレの備蓄も同程度となっている。
  • 情報通信手段については、約92%の集落で整備されている。

調査結果については、以下の資料をご覧ください。

千葉県中山間地等の孤立集落発生の可能性に関する状況調査 調査結果(PDF:924.1KB)

お問い合わせ

所属課室:防災危機管理部危機管理政策課政策室

電話番号:043-223-2163

ファックス番号:043-222-5208

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