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更新日:令和4(2022)年9月22日
ページ番号:14664
私たちの流した排水が流れつく先は、東京湾、太平洋などの海。
とくに東京湾ではまわりの工場や住宅から川などを通じてよごれが入っているので、水がよごれてきており、「赤潮(あかしお)」や「青潮(あおしお)」がはっせいしていますが、富津(ふっつ)岬より南の方ではきれいで海水浴場もたくさんあります。
太平洋は水がきれいで海水浴場もたくさんあります。
海には、たくさんの生きものが住んでいます。
海の生きものと水のよごれについて考えてみましょう。
スケレトネマ コスタータム |
ユーカンピア ズディアクス |
タラシオシーラ ビナータ |
ヘテロシグマ アカシオ
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ケラチウム リネアータム |
ノクチルカ シンチランス
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プロロケントルム ミニマム |
ピラミモナス属 |
青潮とは、海面が乳青色または乳白色に変化した現象のことをいいます。青潮になると、カレイ、スズキなどの魚類が酸素を求めて水面近くに上がってきたり、ひどくなると大量に死んだりします。
(1) 家庭や工場から排出される有機物や、東京湾で生産される有機物(植物プランクトン)が底層に沈んで、そこで有機物を分解する細菌によって分解される。
このときに酸素を消費し、底層水中の酸素がなくなる。
水温が高くなると、海水は成層をつくり混合しにくくなるので、大気からの酸素の供給がなく、ますます酸素がなくなる。
(2)北東の風が吹くと、表層の水が沖に流れ出る。
(離岸流)そして、底層にあった酸素の少ない水が湧昇してくる。
(3) 海水中にたくさん含まれている硫酸イオンは、酸素のない水中で、硫酸還元菌により還元されて硫化物イオンができる。
硫化物イオンが湧昇により、大気中の酸素と反応してイオウができる。
イオウや多硫化物イオンが光を散乱させるために、海面の色が乳青色や乳白色に見える。
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