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更新日:令和4(2022)年10月3日
ページ番号:14372
長期停電中は、浄化槽の内部に空気を送る送風機(ブロワ)が停止するため、槽内の微生物が酸欠により減少し、浄化槽の汚水処理能力が低下します。
また、電動の放流ポンプを使用している浄化槽では、停電中は処理水の排出も止まるため、使用を続けるうちに、槽内が満水になってしまうおそれがあります。
電源が復旧しブロワやポンプが再び動き出すことで、浄化槽は自然に元の機能を取り戻していきますが、その過程で、ブロワの再稼働後2~3日間ほど、いやな臭いが続くことがあります。
また、停電が長期にわたることで、浄化槽の内部に汚れがたまり、目詰まりなどの不具合が生じる場合がありますので、電源復旧後の使用に問題がない場合でも、3か月以内を目安に、保守点検業者による点検を受けるようにしてください。
また、以下の場合は、早期に保守点検業者に連絡してください。
停電中は浄化槽の中に空気を送り込むブロワ(送風機)が停止し、内部の微生物が酸欠のため減ってしまうことから、浄化槽の機能が低下します。
十分に処理されていない可能性がある排水を外部に放流することになりますが、災害時には生活の維持が最優先となりますので、暫定的に使用を継続することもやむを得ません。
ただし、電動の放流ポンプを使用している浄化槽では、停電中はポンプによる排水も停止してしまうため、使用を続けるうちに浄化槽が満水になってしまいます。停電中に大量の水を流すことは控えてください。
なお、復旧後は、おおむね3か月以内に保守点検業者による点検を受けてください。
停電中はブロワからの空気の供給が止まるため、浄化槽の内部には、微生物の死骸や、排水中の分解しきれない浮遊物などがたまっていきます。
電気が復旧し、ブロワからの送風が再開されると、内部にたまった悪臭が浄化槽の外に押し出され、周辺に臭いが漂うことがありますが、2~3日で自然におさまります。
数日たっても悪臭が収まらない場合は、浄化槽内部にたまった汚物が送風管に付着して取れないなど、槽内部の清掃が必要な場合が考えられますので、保守点検業者に連絡してください。
なお、暴風雨による水没・破損や、停電によるタイマー設定のリセットなど、停電が解消してもブロワがうまく作動していない場合もありますので、電気が復旧した後はブロワが動いていることを確認してください。(漏電のおそれがありますので、確認の際にはゴム手袋を着用するなど、十分注意してください)
排水に電動ポンプを使用している浄化槽では、ポンプが停止した状態で使用を続けると、排水ができないためいずれは満水になります。停電中でポンプが使えない場合は、非常電源により一旦ポンプを作動させて、たまった水を排出するか、清掃車による引き抜きが必要となります。
ポンプを使用していない浄化槽の場合は、何らかの原因で管詰まりが発生していると思われますので、保守点検業者に連絡してください。
なお、放流先が側溝などの細い水路である場合は、土砂等でふさがれ排水が妨げられていないことを確認してください。
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