小糸川等における着色水に関する水質分析結果について

発表日：令和4年6月29日
環境生活部水質保全課

6月19日に確認された日本製鉄株式会社からの小糸川等への着色水の流出について、県が実施した周辺地域の水質分析結果がまとまりましたのでお知らせします。

事業者による応急対策により、着色水の流出は停止しており、周辺水域においては、現時点で有害物質に係る環境基準の超過は確認されておりません。

県では現在、事業者に対し原因究明や再発防止策等の実施を指導しており、事故後の処理が完了し、再発防止の目途が立つまでの間、県による周辺水域の水質分析を継続します。

なお、事業所の南側水路及び、水路と小糸川の合流部(人見橋から君津大橋の間)では、念のため、釣った魚を食べないなどの注意を引き続きお願いします。

1 結果の概要

(1)6月24日現在、周辺水域では、シアン等の有害物質に係る環境基準の超過は認められない。

(2)流出当初、生活環境に係る環境基準^※の一部(COD及び全窒素)で高い値が見られたが、現在は都市河川等で一般的に検出される程度の値に戻っている。

※「生活環境に係る環境基準」は、水域の利用目的に応じて設定される基準で、周辺水路では、工業用水や汚れに強い水産生物の保全を目的としたCODや全窒素等の基準値が設定されている。

　なお、事業者が実施している各排水口での水質分析では、6月23日以降シアンは検出されていない。

6月20日測定地点:木更津港横水路等3地点(5、8、12)

分析項目:生活環境に係る14項目、有害物質に係る28項目

6月22日測定地点:小糸川4地点(1～4)、木更津港横水路等8地点(5～12)

分析項目:有害物質に係る3項目

6月24日測定地点:小糸川2地点(1、4)、木更津港横水路等6地点(5、8～12)

分析項目:生活環境に係る2項目、有害物質に係る2項目

主な水質分析結果（その1）

主な水質分析結果（その2）

主な水質分析結果（その3）

千葉県環境生活部水質保全課

電話番号：043-223-3818