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更新日:令和4(2022)年5月6日

ページ番号:499679

手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第8期)の策定について

県では、湖沼水質保全特別措置法に基づき、指定湖沼として指定された手賀沼について、手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第8期)を策定しました。

計画の概要は下記のとおりです。

手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第8期)(PDF:2,136.2KB)

趣旨

手賀沼は、昭和60年12月に湖沼水質保全特別措置法に基づき指定湖沼の指定を受け、7期35年にわたり湖沼水質保全計画を策定し、各種施策を総合的に推進してきましたが、環境基準達成には、より一層の水質改善が必要です。

このため、引き続き総合的な水質保全対策の推進を図るため、手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第8期)を策定しました。

計画期間

令和3年度から7年度までの5年間

水質目標値

手賀沼の水質目標値(単位:mg/L)

項目

令和7年度

目標値

令和2年度

現況値

環境基準

化学的酸素要求量

COD

75%値

9.0

11

5以下

<参考値>

化学的酸素要求量

COD

年平均値

7.7

10

全窒素T-N

年平均値

2.0

2.3

1以下

全りんT-P

年平均値

0.12

0.17

0.1以下

目標値:湖沼水質保全計画(第7期)の水質目標値と水質予測モデルを用いて計算された令和7年度の水質予測値の平均値を比較して、より厳しい数値を目標値として設定しました。

計画の概要

長期ビジョン

水質改善・水量回復、生物生息環境の保全、人と水との関わり合いの強化の視点から、令和12年度までに、かつて手賀沼とその流域にあった美しく豊かな環境を再生するとともに、環境基準を達成することを目指します。

湖沼水質保全計画(第8期)での水質保全施策の方向性

さらなる窒素及びりんの削減と内部生産の抑制策の検討

生物の生息環境の保全

目指すべき沼の将来像の明確化

主な対策

生活排水対策

下水道の整備、高度処理型合併処理浄化槽の設置促進等により生活排水対策を推進

工場・事業場排水対策

水質汚濁防止法など法や条例による規制とともに、指導・啓発を推進

面源系対策

  • 市街地対策
    雨水浸透施設の設置、透水性舗装の整備などの推進
  • 農地対策
    適正施肥や環境にやさしい農業の推進などにより肥料投入量の削減
  • 流出水対策推進計画
    沼への汚濁負荷の割合が大きく、市街地・農地等からの流出水対策を推進すべき地区として指定した「流出水対策地区」(大津川流域)において、引き続き、重点的な対策を実施

沼等の直接浄化対策

  • 水路のしゅんせつ、多自然川づくり等の実施
  • 浄化用水の導入

その他水質保全のために必要な措置

調査研究の推進

  • 水質予測モデルを活用した植物プランクトンの増加抑制策の検討
  • 面源系由来の汚濁負荷の実態調査
  • グリーンインフラの活用による気候変動に適応した水質浄化対策

地域住民等に対する啓発等

  • 各種講演会、学習会や、自然観察会や船上見学会等の体験型学習等の実施
  • ポスターやパンフレット等による水質の状況や計画の趣旨等の周知

親水性を評価するための指標の設定

親水性を評価するため、地域住民など沼を訪れる人が自ら的確かつ容易に評価できる指標の設定

長期ビジョンの見直しに向けた検討

今後の沼の利用形態の変化を見据え将来のあるべき姿を見出し、令和12年度までの長期ビジョンの見直しに向けた検討を実施

計画策定の経緯

計画(素案)に対する意見の募集

令和3年11月17日から令和3年12月14日までの期間で意見を募集しました。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部水質保全課湖沼浄化対策班

電話番号:043-223-3821

ファックス番号:043-222-5991

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