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更新日:令和5(2023)年10月27日
ページ番号:333713
水のなるほど豆知識その2水質には「硬水」と「軟水」があるけど千葉県営水道の水道水はどっち?で、硬度は「水の中に比較的多く含まれるミネラル成分のカルシウムとマグネシウムの合計含有量」と説明しました。
もう少しくわしく説明すると、水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウム(CaCO3)の量(mg/L)に換算しています。
炭酸カルシウムの量に換算したものを特に「アメリカ硬度」と言い、日本でも用いられています。
硬度は国によって表し方が違い、他には酸化カルシウム(CaO)の量に換算する「ドイツ硬度」などがあります。
硬度は「石鹸の泡立ちにくさ」を表す指標で、硬度が高くなるほど泡立ちにくくなります。
そのため、水道水の硬度は300mg/L以下にすることが水道水質基準で定められています。
水中の硬度は主に地質環境で決まるため、地域によって差があります。
一般的に石灰岩が多いヨーロッパ地域では、河川水や地下水にミネラル成分が多く溶け出すため、硬度が高くなる傾向にあります。
一方、河川が短く流れが急な日本では、水が岩や土に触れる時間が短く、溶け出すミネラル成分が少ないため硬度が低くなる傾向にあります。
ちなみに、千葉県営水道の水道水は中程度の軟水(60~120mg/L)です。
※硬度の分類については、水のなるほど豆知識その2水質には「硬水」と「軟水」があるけど千葉県営水道の水道水はどっち?で紹介しています。
水のなるほど豆知識その2水質には「硬水」と「軟水」があるけど千葉県営水道の水道水はどっち?で、「軟水」は緑茶に適していると紹介しました。
今回紹介した石鹸の泡立ちの他にも、「硬水」と「軟水」にはそれぞれ特徴があります。
軟水 |
硬水 |
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硬度は水の味に影響を与え、硬度成分が適度に含まれていることが、おいしい水の要件(旧厚生省「おいしい水研究会」(昭和60年4月))の1つになっています。
硬度の高い水は口に残るような味がし、硬度の低い水は淡白でコクのない味がすると言われています。
また、カルシウムに比べてマグネシウムが多い水は、苦味が増すと言われています。
参考文献
水道用語辞典(日本水道協会)
水道のあらまし(日本水道協会)
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