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更新日:令和6(2024)年1月31日
ページ番号:634589
夷隅~長生地域沿岸では江戸時代からスジアオノリの養殖が行われており、収穫されたスジアオノリは板状に加工され、お正月の雑煮に使用するなど地域の食文化には欠かせないものです。しかし、漁場環境の変化に伴い近年は不作が続いており、地元の人ですら滅多に食することのできない貴重なものとなっています。
そこで、令和4年度から南白亀川漁協(白子町)のアオノリ漁業者が中心となって、人工的にアオノリの遊走子を網に付着させ、漁場に展開する陸上採苗試験に取り組んでいます。陸上採苗は、人工的にアオノリを網に付着させることができるため、種付けにおいて漁場環境に左右されない利点があります。
取組2年目となった令和5年度は、陸上採苗の効果により一部の網で順調にスジアオノリが生育し、自家消費ながらこれまでに約1,000枚の板ノリを生産することができました。
今後は生産した板ノリの品質について確認し、令和6年度以降の販売に結び付けられるように努力しています。
陸上採苗試験の様子1
陸上採苗試験の様子2
順調に生育したスジアオノリ
加工の様子1
加工の様子2
加工の様子3
天日乾燥の様子
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