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所管区域は長生郡白子町から勝浦市に至る3市7町1村で、約70kmの海岸線を有しています。(下図参照)
このうち、長生郡白子町から一宮町までの海岸線は九十九里浜の南部にあたる砂浜地帯で、いすみ市から勝浦市までの海岸線は起伏の多い岩礁地帯となっています。
勝浦水産事務所所管区域図(広域)
勝浦水産事務所所管区域図(詳細)
管内には、沿海漁業協同組合4、内水面漁業協同組合3、水産加工業協同組合1、業種別漁業協同組合1の合計9の水産業協同組合があります。
漁港は、第1種8港、第2種3港、第3種2港の合計13漁港があり、第3種漁港である勝浦漁港及び大原漁港は沖合沿岸漁業の中核として、他の漁港は地元小型漁船の基地として利用されています。
管内は小型漁船漁業が盛んな地域で、5~10トン程度の漁船を使用した沿岸漁業、1トン程度の船外機船を使用した磯根漁業などが営まれています。また、10トン以上の漁船を使用したまき網漁業も営まれており、外房沖でイワシを中心に周年操業しています。そのほか、勝浦漁港では県外のカツオ一本釣り船やマグロはえ縄船による水揚げも盛んです。
勝浦市~御宿町では、キンメダイ立漁、カツオ曳き縄漁、イカ釣り漁、マグロ・カジキはえ縄漁などが営まれています。また、磯根漁業も盛んでイセエビを対象にした刺し網漁、アワビを対象にした海士漁、ヒジキを対象にした採藻漁なども営まれています。
いすみ市では、沖合に広がる「器械根」という漁場を中心に漁業が営まれており、イセエビを対象にした刺し網漁、イナダを対象にしたまき刺し網漁、タイ・ヒラメを対象にしたはえ縄漁、たこつぼ漁などが営まれています。
一宮町~白子町では、ハマグリやダンベイキサゴなどの砂浜性貝類を対象とした小型底びき網漁などが営まれています。
平成31年度の管内の水揚量は1万9千トン、金額は94億円となっています。(属地、漁協報告)
平成30年度の管内の内水面漁業による水揚量は0.3トンで、主な魚種はコイ、フナ等となっています。(漁協報告)
アオノリ養殖は、夷隅川、一宮川、南白亀川の下流部で行われており、平成30年度の生産量は16万6千枚となっています。(漁協報告)
平成31年の管内水産加工業の組合員数は28で、マグロ類の冷凍品を主体に塩干品、塩蔵品、煮干し品、冷凍食品等の生産を行っています。
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