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更新日:令和4(2022)年12月23日
ページ番号:555037
小学生区分
千葉県身体障害者福祉協会理事長賞
筑波大学附属聴覚特別支援学校 小学部6年
古川 晶菜(ふるかわ あきな)
東京から船で25時間かかる島、小笠原の父島。何度も訪れている私の好きな島の一つである。すっきりとした青い空に、すき通るボニンブルーの海に、夜空に広がる満天の星空に、心がはずむ島。そんな父島に手話サークルがあるという事を知っているだろうか?
最初に訪れた郵便局で、郵便局長から手話で「どこから来たの?」と聞かれたことが始まりだった。「どこに泊まってるの?」「いつ帰るの?」「おすすめの場所はね…」と、会話が弾んだ。私の家族はみんな耳が聞こえない。だから、手話で父島のおすすめを聞くことはいい出会いをした。しかし、その郵便局長と出会ったのは父島から帰る日が近づいている日だった。「また父島に行くのでその時はよろしくお願いします。」と言って別れた。
二回目に訪れた父島では、その郵便局長と連絡をしあって、父島手話サークルの集いに参加させてもらうことにした。そこで、父島で暮らしている何人かの手話のできる方と交流をした。父島の中学校には制服がない。産婦人科がない。大きな病気したら船で硫黄島までいって硫黄島からヘリコプターで東京まで行く。等、父島の暮らしを知ることが出来た。手話を通して知ることができた父島の暮らし、手話サークルのみんなとの出会い、父島という島の良さを知ることが出来た。
なかなか父島をおとずれることが出来ないが、テレビで台風の様子とか見たら手話サークルのメンバーにメールで連絡をしあったりする仲になった。私にとって、父島は居心地の良い島である。そして、父島に手話サークルがあったことに感謝している。
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