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報道発表案件

更新日:令和6(2024)年12月5日

ページ番号:625219

住宅防火対策(感震ブレーカーの設置)の実施状況について(令和5年度第3回インターネットアンケート調査結果)

発表日:令和6年1月16日
防災危機管理部消防課

調査の目的

 首都直下地震等による火災予防対策については、「千葉県防災基本条例」にも掲げているとおり、揺れを感知して自動的に電気を止める「感震ブレーカー」の設置が有効です。

 感震ブレーカーの認知度や設置状況を調査し、地震時の出火防止対策を推進するため、また、令和元年に本調査でお伺いした内容との比較及び現状分析のため、皆様のご意見を伺いました。

調査の実施状況等

調査対象

アンケート調査協力員300人

調査時期

令和5年11月14日から11月24日

調査方法

インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答

回答状況

アンケート調査協力員300人のうち268人が回答(回答率89.3%)

調査項目

  1. 近年発生した大規模地震時の火災の半数以上が、停電状態からの復旧時に、電気製品が倒れたまま作動したり、断線した電気コードがショートしたりすること等により出火しておこる「電気火災」であったことをご存じでしたか。
  2. 大規模地震による電気火災対策として、地震を感知して自動的に電気を遮断する「感震ブレーカー」という装置があることをご存じでしたか。
  3. 感震ブレーカーについて、どこで情報を得ましたか。
  4. 感震ブレーカーには、分電盤タイプ(内蔵型・後付型)のほか、バネや重りの作動でブレーカーを切る簡易タイプ、個別に電気が切れるコンセントタイプがあります。あなたのお住まいに感震ブレーカーを設置したいと思いますか。

  5. どのような補助があれば利用したいですか。
  6. 感震ブレーカーを設置したいと思わない(できない)理由を教えてください。

回答者の構成

(1)地域(回答者数:268人)

回答者の構成(地域)

居住地域については、『葛南地域』が26.1%と最も多く、次いで『東葛飾地域』が22.8%となりました。

<参考>

千葉地域

千葉市、市原市

葛南地域

市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市

東葛飾地域

松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市

印旛地域

成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、印旛郡

香取地域

香取市、香取郡

海匝地域

銚子市、旭市、匝瑳市

山武地域

東金市、山武市、大網白里市、山武郡

長生地域

茂原市、長生郡

夷隅地域

勝浦市、いすみ市、夷隅郡

安房地域

館山市、鴨川市、南房総市、安房郡

君津地域

木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市

(2)年齢(回答者数:268人)

回答者の構成(年齢)

年齢については、『70歳以上』が24.3%と最も多く、次いで『50歳から59歳』が19.0%となりました。

(3)男女比(回答者数:268人)

回答者の構成(男女比)

性別については、『男性』が49.6%、『女性』が50.4%となりました。

調査結果

問1.近年発生した大規模地震時の火災の半数以上が、停電状態からの復旧時に、電気製品が倒れたまま作動したり、断線した電気コードがショートしたりすること等により出火しておこる「電気火災」であったことをご存じでしたか。(1つだけ選択)(回答者数:268人)

調査結果(問1)

大規模地震時の火災の出火原因について、半数以上が電気関係による出火であったことを知っているかたずねたところ、『知っている』が57.5%で、『知らない』が42.5%でした。

問2.大規模地震による電気火災対策として、地震を感知して自動的に電気を遮断する「感震ブレーカー」という装置があることをご存じでしたか。(1つだけ選択)(回答者数:268人)

調査結果(問2)

電気火災対策に「感震ブレーカー」という装置があることを知っているかたずねたところ、『知らない』が46.6%と最も多く、次いで『知っている』が30.2%、『名前は聞いたことがある』が23.1%でした。
 

【問2で「知っている」または「名前は聞いたことがある」と答えた方に聞きました。】
問3.感震ブレーカーについて、どこで情報を得ましたか。(あてはまるものすべて選択)(回答者数:143人)

調査結果(問3)

「感震ブレーカー」について見聞きした媒体についてたずねたところ、『新聞・テレビ・ラジオ』が64.3%と最も多く、次いで『インターネット』が21.0%、『普及啓発チラシ』が18.2%、『自治体広報』が16.1%、『その他』が5.6%でした。

また、『その他』の答えの中には、「仕事の関係で知った」や「覚えていない」などの回答がありました。

問4.感震ブレーカーには、分電盤タイプ(内蔵型・後付型)のほか、バネや重りの作動でブレーカーを切る簡易タイプ、個別に電気が切れるコンセントタイプがあります。あなたのお住まいに感震ブレーカーを設置したいと思いますか。(1つだけ選択)(回答者数:268人)

調査結果(問4)

ご自宅に「感震ブレーカー」を設置したいと思うかたずねたところ、『補助があれば設置したい』が63.8%と最も多く、次いで『今後設置したい』が18.3%でした。

 

【問4で「今後設置したい」または「補助があれば設置したい」と答えた方に聞きました。】
問5.どのような補助があれば利用したいですか。(1つだけ選択)(回答者数:220人)

調査結果(問5)

感震ブレーカーの設置についてどのような補助を利用したいかたずねたところ、『購入費補助』が60.9%と最も多く、次いで『工事費補助』が21.4%、『取付け支援』が10.5%、『その他』が7.3%でした。

また、『その他』の答えの中には、「全費用の補助を希望する」や「どのくらいの費用がかかるかわからないので答えられない」などの回答がありました。

 

【問4で「設置したいと思わない・設置できない」と答えた方に聞きました。】
問6.感震ブレーカーを設置したいと思わない(できない)理由を教えてください。(あてはまるものすべて選択)(回答者数:21人)

※問4で『設置したいと思わない・設置できない』と答えた方に聞きました。

調査結果(問6)

ご自宅に「感震ブレーカー」を設置したいと思わない(できない)理由についてたずねたところ、『借家又は集合住宅のため』が61.9%と最も多く、次いで『自分では取り付けできない、設置方法がわからない』が38.1%、『設置の必要性を感じない』が23.8%、『その他』が4.8%でした。

また、『その他』の答えの中には、「リモート管理のため、家にブレーカーがない」などの回答がありました。

 

※たくさんのご意見をいただきありがとうございました。

令和元年度に調査を行った際と比較し、大規模地震時の火災の半数以上が電気火災であったことを半数以上の方が『知っている』と答えられており、電気火災の認知度が上昇していることがうかがえますが、その一方で、「感震ブレーカー」の設置割合は低下しており、地震時の電気火災対策の必要性の認知度の低下が懸念されます。

また、「感震ブレーカー」を設置しない(できない)理由に、半数以上の方が『借家または集合住宅のため』と答えられており、感震ブレーカーの種類についての周知不足が普及促進の壁となっていることが明らかになりました。

このことから、「感震ブレーカー」のより一層の普及啓発を図るとともに、皆様からいただいたご意見は、今後、地震時の出火防止対策の推進に役立ててまいります。

関連資料

お問い合わせ

所属課室:防災危機管理部消防課予防・石油コンビナート班

電話番号:043-223-2173

ファックス番号:043-224-5481

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