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更新日:令和5(2023)年1月30日
ページ番号:552362
発表日:令和5年1月30日
千葉県環境生活部循環型社会推進課
県では、食品ロスを削減するため、コンビニエンスストア等と連携した「てまえどり」の呼びかけなどの取組を実施しているところです。
「てまえどり」は、買い物の際、棚の手前にある商品から順番に選ぶ行動です。購入後すぐに食べる場合には「てまえどり」をすることにより、販売期限が過ぎて廃棄されることによる食品ロスを削減する効果が期待されます。
今後一層の食品ロス削減を推進していくため、「てまえどり」に関して消費者の方々の意識を調査し、実施方法の改善に活用することを目的として、皆様のご意見を伺いました。
(1)調査対象:アンケート調査協力員 300人
(2)調査時期:令和4年11月10日(木曜日)~11月20日(日曜日)
(3)調査方法:インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答
(4)回答状況:アンケート調査協力員300人のうち271人が回答(回答率 90.3%)
(5)調査項目
「てまえどり」を知っているかについてたずねたところ、『言葉も内容も知っていた』が69.7%と最も多く、次いで『全く知らなかった』が24.7%でした。
「てまえどり」をどのようにして知ったかについてたずねたところ、『コンビニエンスストア店内の掲示物』が48.0%と最も多く、次いで『テレビ』が40.2%、『食品スーパー店内の掲示物』が38.2%でした。
また、『その他』の答えの中には、「食育関連の公開講座でもPRしていた」、「ラジオで聞いた」、「スーパーでの店内放送」などがありました。
購入後すぐに食べる場合に「てまえどり」を実施しているかについてたずねたところ、『実施している』が36.9%、『ときどき実施している』が41.0%、『あまり実施していない』が11.8%、『実施していない』が10.3%でした。
「てまえどり」を実施している理由についてたずねたところ、『すぐ食べるなら、味は変わらないから』が70.6%と最も多く、次いで『「てまえどり」の掲示物を見て、協力すべきと思ったから』が46.0%、『手前の商品が売れ残ると、もったいないから』が44.5%でした。
また、『その他』の答えの中には、「すぐ食べるならば、賞味期限を見ていない」、「奥からとるのは卑しく感じる」などの意見がありました。
「てまえどり」を実施していない理由についてたずねたところ、『少しでも消費期限や賞味期限が長い商品が欲しいから』が75.0%と最も多く、次いで『鮮度や味が落ちると感じるから』が31.7%、『手前からとっても奥からとっても値段は変わらないから』が15.0%でした。
また、『その他』の答えの中には、「あまり人が触ってなさそうなものを買いたい」、「新型コロナウイルスの関係で手前からとることに抵抗ができた」、「置いてある場所と食品ロスとの関係を全く知らなかった」、「なんだかんだで冷蔵庫で眠らせて結局廃棄してしまうことを少しでも回避したい」などの意見がありました。
購入後すぐに食べる場合に「てまえどり」に協力してもよいと思う食品についてたずねたところ、『おにぎり・サンドイッチ』が77.1%と最も多く、次いで『そうざい』が65.7%、『菓子パン』が64.9%、『食パン』が46.9%、『牛乳・ヨーグルト』が46.9%でした。
また、『その他』の答えの中には、「割引品」、「生鮮食品以外の全ての食材」、「全ての食材」などがありました。
なお、『協力してもよい食品はない』は4.8%でした。
「てまえどり」の呼びかけを行うお店に好印象を持つかについてたずねたところ、『そう思う』『どちらかといえばそう思う』が合わせて74.6%、『どちらともいえない』が20.3%、『どちらかといえばそう思わない』『そう思わない』が合わせて5.1%でした。
寄せられたご意見・ご要望には次のようなものがありました。一部抜粋して記載します。
(1)「てまえどり」の呼びかけを積極的に行うべきとのご意見
(2)期限の近い食品の値引き・割引などに関するご意見
(3)「てまえどり」に協力できない、躊躇する理由などに関するご意見
(4)事業者の取組に関するご意見
(5)食品ロス削減全般に関するご意見
たくさんのご意見ありがとうございました。
今回の調査では、「てまえどり」について約7割の方が「知っている」と答えられていますが、ご存じない方も一定数いらっしゃることがわかりました。
また、コンビニエンスストア店内の掲示物を見て「てまえどり」を知った方が多いこと、掲示物を見て「てまえどり」に協力すべきと思った方が多いことから、「てまえどり」の普及に店内の掲示物が有効であることがうかがえます。
さらに、「てまえどり」の呼びかけを行うお店に好印象を持つ方が多い一方で、すぐに食べる場合でも「てまえどり」に消極的なご意見もあり、様々なご事情に配慮しながら呼びかけを行っていく必要があることがわかりました。
皆様からいただいたご意見は、「てまえどり」の啓発などの今後の食品ロス削減の推進に役立ててまいります。
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