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更新日:令和4(2022)年1月20日
ページ番号:8855
平成24年12月27日、当センターに千倉町で遊漁船を営んでいる三喜丸さんから深海ガニ「オオエンコウガニ」が持ち込まれました。
オオエンコウガニはオオエンコウガニ科オオエンコウガニ属の1科1属1種(国内では)のカニで、図鑑によると東京湾以南の海域に生息と記載されていますが、銚子の底びき網でも漁獲されるようです。(参考:「日本産蟹類」(講談社,1976))
三喜丸さんが野島崎沖で操業中に釣りの仕掛けに絡まってきたそうです。採捕された海域は水深460m、水温13℃の深海です。
甲幅18.3cm、重さ2.7kgで、この種としてはかなりの大型です。手足が長く腹側のふんどしの幅が狭いことから雄と思われます。また、甲の表面にはエボシガイが付いており、しばらく脱皮していないことが伺われます。
このカニを食べたことのある当センターの職員によると、「ちょっとクドいけど肉も多く美味しい」とのことです。
元々漁獲量が少なく一般にはほとんど流通されません。もちろん、生きたまま捕獲されるのは珍しく、三喜丸さんの「子供たちに見てほしい」という意向を受けて鴨川シーワールドに引き取っていただくことになりました。近いうちに展示される予定ですので要チェックですね!
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