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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > すぐ分かる最新の研究成果 > 5月に収穫するダイコンのべたがけ栽培~作業の省力と資材費の削減~
更新日:令和5(2023)年11月24日
ページ番号:8479
5月に収穫するダイコン栽培では、冬の気温が低い間は保温のためにトンネル栽培を行っています。これはダイコンが寒さに遭うと花の元(花芽)をつくる性質があるため保温をしないと収穫までに花が咲いて商品性を損なうためです。しかし、トンネルを設置する作業には、多くの労力とコストがかかっていました。
そこで、通気性のある不織布で直接ダイコンを覆うこと(べたがけ)で作業を楽にし、労力と資材費等を削減できる栽培方法を開発しました。
この記事に関するファイルは、下記リンクよりご覧になれます。
5月に収穫するダイコンのべたがけ栽培(PDF:157.1KB)
この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
べたがけ資材を利用した春どりダイコンの低コスト・省力生産技術(別ウィンドウで表示)(PDF:113KB)
(1)べたがけ栽培に適した、揃いがよく、病害に強く、とう立ち(花が咲くこと)が遅い品種を選定しました。
(2)とう立ちを回避してべたがけ栽培できる種まきの時期は、2月中旬以降であることを明らかにしました。
トンネル栽培の様子
べたがけ栽培の様子
(3)「トンネル」を設置する場合に比べて、「べたがけ」の場合※では、作業時間は7分の1程度、資材費は2分の1となり、大幅に作業を省力化し、資材費も削減することができます。
※1作当たり、1重で被覆した場合による比較
銚子市及び旭市を中心に、5月中旬以降の収穫でべたがけ栽培が多く見られます。
千葉県農林総合研究センター水稲・畑地園芸研究所東総野菜研究室
0479-57-4150
平成30年1月(令和5年11月更新)
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