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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > すぐ分かる最新の研究成果 > パッションフルーツの収穫時期を早める整枝法(せいしほう)
更新日:令和6(2024)年11月1日
ページ番号:8466
南房総地域では観光・直売向けにパッションフルーツの栽培が増加しています。
これまで、パッションフルーツの収穫時期のピークは8月下旬以降でしたが、観光客が多い夏休み(7月から8月上旬)の需要に合わせるため、品質を保ちつつ、これまでよりも早く収穫できる方法を開発しました。
この記事に関するファイルは、下記リンクよりご覧になれます。
パッションフルーツの収穫時期を早める整枝法(PDF:331KB)
この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
観光需要に向けたパッションフルーツの収穫時期の前進化(別ウィンドウで表示)(PDF:190.9KB)
(1)図1は、これまでの方法です。頭上に主枝を這わせてから、果実をつける枝(結果枝(けっかし))を下に垂らして果実がつくようにしていました。
図2は、新たに開発した方法です。地面から立ち上がった主幹(しゅかん)からすぐに果実をつける枝(結果枝)を伸ばすため、主枝(しゅし)を伸ばすための期間が短縮されます。
(2)この結果、7月から8月上旬の収穫量が増加し、収穫時期を早めることができました。
図1
図2
収穫量の比較
パッションフルーツ
(3)果実の成分を調べた結果、収穫時期を早めても、これまでと同じ程度のおいしい果実を収穫できることがわかりました。
パッションフルーツは木更津市、南房総市、館山市などで1.7ha栽培されており、今後の面積拡大が期待されます。
千葉県農林総合研究センター暖地園芸研究所特産果樹研究室
電話番号:0470-22-2603(代表)
平成30年1月
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