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更新日:令和6(2024)年3月18日
ページ番号:8492
千葉県ではイノシシによる農作物被害が多発しており、放置されたモウソウチクなどの竹林がイノシシの隠れ場所・餌場になり、イノシシの生息域拡大の要因のひとつになっている可能性があります。そこで、竹林でのイノシシの出没や掘り返し状況を調査し、竹林をイノシシの隠れ場所・餌場にしないためには、防護柵や電気柵による侵入防止が有効であることを明らかにしました。
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イノシシの被害を減らすためには竹林対策が必要(PDF:186.1KB)
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(1)モウソウチクの竹林では、スギ人工林に比べて、イノシシの出没や地面を掘り返した跡が多く見つかりました。冬~春はタケノコ、夏は地面の下の地下茎が食害され、モウソウチクの竹林はイノシシの重要な餌場になっていることがわかりました。
竹林と人工林の掘り返し状況の比較
(2)モウソウチクの竹林で、間伐した竹を積み上げた竹防護柵や電気柵を設置したところ、イノシシの出没やイノシシが掘り返した跡がほとんどなくなりました。この結果から、竹防護柵や電気柵の設置がイノシシの侵入防止に有効であることが分かりました。
竹林に出没したイノシシ
間伐した竹を積み上げた竹防護柵
放置された竹林の拡大を防止するため、竹林拡大防止の事業が進められています(平成24~令和元年度合計で52ha)。
千葉県農林総合研究センター
森林研究所 0475-88-0505(代)
平成30年1月(令和3年3月更新)
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