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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > すぐ分かる最新の研究成果 > 畑の健康診断でナバナ根こぶ病を予防~畑の健康診断用AIアプリ「HeSo+(ヘソプラス)」の開発~
更新日:令和6(2024)年1月29日
ページ番号:635016
畑の健康診断用AIアプリ「HeSo+(ヘソプラス)」を開発しました。診断結果をもとに、食用ナバナの重要病害である根こぶ病の予防対策を行うと、根こぶ病の発生を回避でき、防除コストの削減も期待できます。
この記事に関するファイルは、下記リンクよりご覧になれます。
畑の健康診断でナバナ根こぶ病を予防(PDF:150.5KB)
(1)食用ナバナに発生する根こぶ病は、根にこぶを作り、生育不良や減収を引き起こす重大な病気です。ナバナ根こぶ病の発病リスクを診断できる、畑の健康診断用AIアプリ「HeSo+(ヘソプラス)」を農研機構ほか、関係機関と連携し、開発しました
(2)ナバナ根こぶ病の診断項目は、1)前年の発病程度、2)菌密度、3)セル苗検定による発病程度、4)土壌pH、5)陽イオン交換容量、6)ECと7)前年に栽培したナバナ品種の根こぶ病抵抗性程度や8)近隣圃場の根こぶ病発生状況の8つです。
(3)診断結果をもとに、食用ナバナの栽培開始前に予防対策を行うことで、発病を回避できます。発病リスクに応じた対策を選択できるので、防除コストの削減につながります。
(4)「HeSo+」は、千葉県が担当したナバナ根こぶ病のほか、アブラナ科野菜根こぶ病、ネギ黒腐菌核病、バーティシリウム病害、卵菌類病害、青枯病に対応しています。
根こぶ病で生育不良になったナバナ
(右枠)
ナバナ根部のこぶ
スマートフォン上の
「HeSo+」トップ画面
「HeSo+」は令和5年4月に農家、企業、技術普及・試験研究機関向けに販売が開始されました(HeSoDiM-AI普及推進協議会)。千葉県では、安房地域の生産者と全農ちば、JA安房、安房農業事務所、農林総合研究センターが連携し、試験的な運用が始まっています。
千葉県農林総合研究センター暖地園芸研究所 生産環境研究室 0470-22-2603(代)
令和6年1月
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