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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > すぐ分かる最新の研究成果 > 落花生DNA鑑定技術の開発~ブランド品種の信頼性を確保する~
更新日:令和6(2024)年1月19日
ページ番号:8495
千葉県特産の落花生は、贈答品として高い人気があります。しかし、豆の外見だけで品種を見分けることは難しいため、表示の誤りや偽装が発生しかねません。
そこで、落花生品種の信頼性を保証するために、「おおまさり」や「千葉半立」などの品種を識別するDNA鑑定技術を開発しました。
この記事に関するファイルは、下記リンクよりご覧になれます。
落花生DNA鑑定技術の開発(PDF:179KB)
この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
落花生品種識別技術の開発(別ウィンドウで表示)(PDF:121KB)
(1)「おおまさり」「千葉半立」など、17の落花生品種を識別できるDNA鑑定技術を開発しました。落花生の豆だけでなく、バターピーナッツやお菓子のような加工品からも品種識別ができます。開発したDNA鑑定技術は、特許を取得しています。
(2)DNA鑑定では、まず落花生の豆、葉や加工品等から全てのDNAを取り出し、その中にある品種に特徴的なDNA(DNAマーカー)を、分析機器を用いて調べます(図1)。
分析結果は、図2のように示されます。波線の位置が、品種ごとのDNAマーカーの型を示しています。複数のDNAマーカーを調べることで、鑑定の精度を高めています。
図1品種識別の流れ
図2分析結果の一例
本技術は特許を取得しており、権利の許諾先である企業1社において活用されています。
(特許第5190596号、特許第5656210号)
千葉県農林総合研究センター生物工学研究室
043-291-0151(代)
平成30年1月
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