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ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > すぐ分かる最新の研究成果 > 雨よけトンネルを活用した落花生の乾燥方法~カビを防いで、ぼっちと同じ品質~
更新日:令和6(2024)年11月1日
ページ番号:8483
千葉県の秋の風物詩である「ぼっち」は、落花生の一般的な乾燥方法です。しかし、最近の気象変動により秋の雨が多く、乾燥中の莢にカビが発生し、農家の頭を悩ませることが増えています。
そこで、「ぼっち」の代わりに雨よけトンネルを活用して、良品質の落花生が得られる乾燥方法を開発しました。
(1)掘り取りした落花生の株を逆さまにして、天日で乾燥させる「地干し」を最低3日間実施した後、降雨の前に雨よけトンネルに入れて乾燥を行うことで、カビを発生させることなく、「ぼっち」による乾燥と同じ品質の落花生を得ることができます。
(2)トンネル内では、「地干し」した株の莢が内側になるように上下2段で積むと、直射日光が莢に当たらないので、「ぼっち」で乾燥した場合の品質に最も近い落花生ができ、作業の効率も良いことがわかりました。
八街市、富里市を中心に、スイカのトンネル資材を活用して、特にカビの発生しやすい9月に収穫を行った落花生を乾燥する際に用いられ、他の地域でも一部取り組む農家が現れています。
千葉県農林総合研究センター 落花生研究室
電話番号:043-444-0676
平成30年1月(令和3年3月更新)
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